DAO:ゾーネンリヒト・レギオン〜神々の狂宴〜
第十八話
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を確認」
《二刀流》がセモンの攻撃を受け止めている隙に、右翼からもう一人のグリーアが攻撃を仕掛けてくる。その手に握られているは、両端に刃のある剣――――両剣だ。
そして、繰り出されるソードスキルも、セモンがよく知るもの。
縦向きの弧を描き、切り下ろされる刃。《神話剣》重斬撃スキル、《アラブル・バイセクション》。
「第三のユニークスキル、《神話剣》。片手剣、刀の複合剣を専用装備とし、所有者の『ソードスキル使用時』の攻撃力を二倍にする。基本ヒット&ヒット戦法を使うため、回避を度外視した多連撃のソードスキルも多く所有する。
また、九十層以降は専用装備、《両剣》を与えられる《陰陽一体》が発現するはずだった。専用ソードスキルは《アラブル》を冠する刀ソードスキルと、《バーニン》を冠する片手剣ソードスキル。そして、《セイヴァー》を冠する両剣用ソードスキル。
習得条件は『SAOで初めて刀と片手剣を同時完全習得した者』……複数いた場合は、その中で最強のプレイヤーのもの。習得者は《神話の勇者》セモン。そして……《現人神》スサノ」
「なっ…………」
その時、セモンは驚愕におののき、咄嗟に《主》を見た。彼は相変わらず面白がるような表情で言う。
「驚いたかい?キミの知らない《神話剣》のソードスキル。キミ以外にも《神話剣》の使い手がいたと言う事実に」
驚かない筈がない。
ユニークスキルとは、唯一無二であるから《ユニーク》なのだ。本来は唯のエクストラスキルにすぎないので、二人目の習得者がいる可能性は捨てきれなくはないが、セモンは自分以外の《神話剣》の使い手を見たことがなかった。
「まぁ、彼の存在をキミが知らなかったのも無理はあるまい。それに、スサノの《神話剣》はキミのそれとはちょっと異なるものだしね」
くふふ、と笑う《主》。
「くぅっ!」
ガキン!という音が背後で鳴る。振り向けば、コハクと《妖魔槍》のグリーアが、お互いの槍を打ち合わせている真っ最中だった。力はグリーアの方が強いか。だが、コハクはテクニックでパワーを受け流す。結果として、その実力は拮抗していた。
《妖魔槍》は遠近一体のスキルだ。そのため、距離を取っても、逆に詰めても、相手の攻撃の射程範囲に入る。少女達は、攻撃の手を休めない。
「第四のユニークスキル、《妖魔槍》。槍カテゴリのすべてを複合したスキルで、攻撃の際に衝撃波を飛ばすエクストラ効果を与える。槍スキルとしては破格の連撃数のソードスキルを有し、遠近共に活躍できる。
九十層以降は、すべての長物系武器の特徴をあわせ持つ《混天截》という専用武器が与えられるはずだった。
習得条件は『すべての戦法で槍を使用した、すべての槍系派生スキルを習得した者である』こと。複数
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