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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第453話】
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……」
「あ、アリーナで貴方に抱かれるっていうのも悪くないのですが。 ……す、少し汗をかいてますので……キスだけでも、してくださいな」
「ぅ……? ――てか、アリーナでキスとか大丈夫か? 更衣室に監視カメラあったりしないか?」
言いながら周囲を見渡す、だがカメラらしきものは全く見当たらない。
「うふふ、アリーナ内でカメラがあるのは観客席や通路などですわよ? 更衣室内にあれば、わたくし達の裸が撮られてるという事になりますわ。 流石にそれは、各国から批判が来ると思いますし」
「そ、そっか。 ――なら安心してキス出来るって訳だな?」
「えぇ。 その気になれば、貴方に抱かれる事も可能ですわよ……?」
悪戯っぽく微笑み、そう告げると共に上顎を上げて瞼を閉じるセシリア。
セシリアの『抱かれる事も可能』という言葉に、心臓の鼓動が早鐘を打ち始める――それとは別に、何度も交わしたセシリアの艶のあるぷるんっとした唇がそこにあり、躊躇いなくセシリアと口付けを交わす。
「んっ……ふ……ん……」
唇が重なると、満足そうに唇の端からセシリアの声が漏れ出る。
俺の首に腕を回し、身を密着させてセシリアの方から深く口付けを交わしてくる、咥内へと侵入してきたセシリアの舌が俺の歯列をなぞるように舐め、そこから俺の舌をゆっくり絡め始めた。
ロッカールーム内に響き渡るリップ音、密着するセシリアの肢体と相まって俺の欲望の塊が素直に反応し始める。
流石に不味いと思い、俺の方から唇を離す――唾液の糸がセシリアと俺の唇で繋がっていた。
「……もう少し、ヒルトさんと口付けを交わしたかったですわ……」
小さく唇を尖らせるセシリアに、俺は自分の頭を掻くと――。
「じ、充分だろ? あ、あれだけしたんだしさ」
「……まだまだ足りませんわ。 ヒルトさんとは、毎日してもわたくしは……」
「ん、そ、そっか……」
俺は曖昧な返事をセシリアに告げる、だが求めてくれるというのは正直嬉しく思う。
「……うふふ、あまり貴方を困らせてもダメですわね。 ――ヒルトさんから元気を分けていただきましたし、また訓練に戻ろうかしら」
言いながら俺の側を離れる、今まで感じていたセシリアの温もりが離れたのが寂しく感じるも訓練を再開するというセシリアの背中を見送る。
「うふふ、ヒルトさん? 後ろ髪惹かれる思いですか?」
「え? さ、さあどうかな?」
「うふふ。 では、また訓練頑張って来ますわね? 時間が合えば、また夜にわたくしとお食事を摂りませんか?」
振り返ったセシリア、金色の髪がふわりと舞う。
「あぁ、時間が合えば構
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