暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0806話
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かってもしょうが無いし、キブツの方にしてもほぼ全滅状態に近いところからの復旧だから、こちらも同様に時間が掛かっても無理は無い。

「ニヴルヘイムの方は……完成度75%ってところかしらね。魔法球内で3ヶ月程度あれば完成させられる筈よ」
「……バジュラとの戦いの時にもそんな風に言ってなかったか?」
「あの時は取りあえず戦場に出せる程度の完成度で、今は完璧な完成度だしね。その違いよ」

 なるほど。そう考えれば確かにそうか。戦場に出せるのと、完璧な状態というのは違うしな。

「イルメヤの生産プラントはほぼ完成して、今はきちんとしたものが設計できるかどうかを試しているところね。ただ、イルメヤそのものの開発がまだちょっと時間が掛かりそう。何しろ、色々とやるべき事が多いから」
「確かにな」

 技術班はマクロス世界の技術の解析やら、それらをシャドウミラーの技術に対する統合作業といったものも行って貰っている。幾ら実力のある技術者が大量にいても、純粋に手数が足りないのだろう。
 そんな風に頷いていると、これまで俺と一緒にレモンの説明を聞いていたマリューが何かに気がついたかのようにこちらへと振り向く。

「アクセル、時間。そろそろマクロス世界に行かないといけないんでしょ? 例の記者会見に遅れるわよ」

 その言葉に時間を確認すると、確かにそろそろ予定の時間が迫ってきている。
 一応ここはホワイトスター内部だとは言っても、かなり離れた場所にあるからな。
 具体的には、恐らくだが原作のOGsでイングラムと戦った草原のような場所だ。
 何故ホワイトスターの中でも外れの方にあるここでISCの実験をやっていたかと言えば、純粋に広さの問題だった。
 シャドウミラーの技術で強化されているアシュセイヴァーが全力の機動をしても問題無い場所としてここが選ばれた訳だ。
 まぁ、この場所自体実働班の訓練場所としてよく使われている場所でもあるしな。
 ともあれ、記者会見の件もあるので最後にアシュセイヴァーで未だに空中を動き回っているムウへと通信を入れる。

「ムウ、あまりはしゃぎ過ぎるなよ。ISCがGを吸収するとは言っても限界があるんだからな」
『分かってるよ。だが、このシステムは正直凄いな。これだけでもマクロス世界とやらに来た甲斐があったと思うぞ』
「ああ、俺もそう思うよ。ともあれ俺はこの辺でマクロス世界に行くが、程々にな」

 そう告げて通信を切り、レモン達に小さく手を振ってから影のゲートへと身を沈めるのだった。





「お待ちしていました。既にマクロス世界でエザリアさんも待機していますので、急いで下さい」
「……ああ」

 転移区画で俺を待っていたのは、キノコ頭が特徴的なレオン。
 だが、その口調は以前とは一変してい
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