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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
素材の有効活用
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と変色する。
更に生命力を感じさせ、その行程において確実な復活(リライフ)を果たす。


「こ、これは……」

四代目は自信の体に起こったことを信じられないと言う顔で困惑する。
が、そんな流暢な時間はない。
俺はバインドをとき、背中を叩く。

「ほれ、何時までもじーさんの老体に鞭打つのはよろしくない。
丁度3対3。行くぞ」

「…了解!」

俺は空いていた初代に、四代目は大蛇丸へと向かい、その無防備にしていた顔面に攻撃を仕掛けた。

バキィッ! バシュッ!

………あれ?

「「「……」」」

殴られたオカマ以外が俺を注視し、黙る。

「バカな!私の術が!……初代は何処へ!?」

「顔面パチュンしました」

「は?」

いやね?適当に殴っただけなんだよ。
そこまで力も入れてないのに顔面が弾けるように無くなってさ…。
正直びっくりだよ。

「3対3かと思ったら、3対2になっちゃったな」

「バカな…お前は死者蘇生を…」

「いやー、どこの世界も蘇生蘇生と飽きないねぇ。
研究者ってみんなそうなの?」

プレシアしかり、このオカマしかり、管理局のカスどもも奪いに来たりしたな。

「ね、ねぇ貴方。私の仲間にならない?
貴方がいれば私の研究は大成を成せるんだけど」

「だが断る。正直お前のやろうとしていることの殆どが俺には出来るわけだから。
好き好んで劣化の手伝いなんかしたくないんでな」

「なっ……劣化だとぉ!?
言わせておけばこのガキがぁ!」

地を這うようにして向かってくるオカマ。
タイミングを合わせて顔面にさっきよりも軽めに蹴り飛ばす。

「がぁっ!?」

来た道を戻るかのように屋根を削りながら結界に叩きつけられた。

「お前の相手はじーさんがするよ。
ほれじーさん、これ飲んで元気出せ」

「ほっ!?」

じーさんに渡したのは手のひらサイズのドリンクビン。
じーさんはソレを躊躇い無く人のみし、次の瞬間にじーさん輝きだした。

「なっ何が…!」

「ファイト一発!」

そう、じーさんに渡したのは俺の不思議作品の一つ。
その名も『死身に活力を(じじいなめんな)』だ。
このドリンクは老人にしか効かず、
その効力は使用した者の肉体年齢を10年ほど若返らせると言うものだ。
現にじーさんの顔には若干のシワしか残っておらず、
その肌には張りが戻っているように見える。

「わ、若返りの薬……バカな…」

「猿、見違えたぞ」

「先生…」

「おお…力が…!」

つーか戦いの最中に良くこんな事やってられるよね。
戦争だったら真っ先に殺られてるよ?俺は死なないけど。

「行くぞミナト!奴等を倒す!」

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