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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第2部 風のアルビオン
第4章 港町ラ・ロシェール
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ルドは笑いながら言った。

「こ、恋人なんかじゃないわ」

ルイズは顔を赤らめた。

「そうか。ならよかった。婚約者に恋人がいるなんて聞いたら、ショックで死んでしまうからね」

そう言いながらも、ワルドの顔は笑っている。

「お、親が決めたことじゃない」

「親?ルイズ!僕の小さなルイズ!君は僕のことが嫌いになったのかい?」

昔と同じ、おどけた口調でワルドが言った。

「もう、小さくないもの。失礼ね」

ルイズは頬を膨らませた。

「僕にとっては未だ小さい女の子だよ」

ルイズは、ちょっと照れたように言った。

「嫌いなわけないじゃない」

ルイズは、ちょっと照れたように言った。

「よかった。じゃあ、好きなんだね?」

ワルドは、手綱を握った手で、ルイズの肩を抱いた。

2人が青春しているところを、ウルキオラが割って入る。

「夫婦ゴッコは終わったか?」

そんなウルキオラの問いにワルドは笑いながら答えた。

「ゴッコとは失礼だな。僕たちは本気だよ」

ルイズはワルドに抱かれたまま、顔を真っ赤にしている。

「どうでもいいが、後ろのあいつはどうする?」

ワルドは先ほどまでの話を思い出した。

「そのグリフォン…まだ本気じゃなかろう?置いていくか?」

ウルキオラの言葉に先ほどまでボーッとしていたルイズはバッと顔を上げた。

「置いて行ったらダメって言ったじゃない!」

ウルキオラはそんなルイズを見つめた。

少ししてため息を吐き、響転でギーシュの馬の横に移動した。

ワルドは突然消えたウルキオラに一瞬驚くが、出発時にルイズの言っていたことを思い出したので直ぐに冷静さを取り戻した。

ギーシュは何とか馬の上でぐったりとしている体をあげる。

「なんだい?」

完全に疲労しきっていた。

ウルキオラは問いに答えずにギーシュを左手に抱きかかえた。

「ちょ、ちょっと、何をするんだい!」

「暴れるな。落ち着け。殺すぞ?」

ウルキオラの殺気にやられ、ギーシュは黙った。

速力を上げ、グリフォンの横に移動する。

「これで問題なかろう」

ウルキオラはルイズに問いかけた。

「う、うん」

ルイズはまたも顔が赤くなっていた。

ワルドはそんなルイズの様子を見て、笑みを浮かべた後、ウルキオラの方を向いた。

「まさか、本当に一瞬で移動できるとは…恐れ入ったよ」

ウルキオラもワルドの方に振り向いた。

「速度をあげろ」

ワルドは驚いた。

「気にするな、グリフォン程度のスピードについて行くのは容易い」

ウルキオラの言葉にワルドは少し顔をしかめた。

「そこまで言うのなら
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