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IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
リンクス家の呪い
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ー解除の合図みたいなものだからな

「それは答えになってないな。なんであんな速度を出せるんだ?」

「企業秘密、と言いたいところなんですが...。まあ一つ言えるとしたら搭乗者を考えてないからですね。スラスターの出力が馬鹿げてるだけですよ。加速力は比喩でもなんでもなく殺人的ですから」

「む...」

千冬さんは納得してないようだな。って言ってもいきなりサイコフレームとサイコフィールドの話をしても頭狂ったのか疑われるだけだ

「あと、最後のBT兵器に関しても企業秘密です。すみません」

「いや、聞いた限りではそのISは第三世代、今まさに各国でも試作機の実験が始まったばかりだ。本来は一つももらせないようなことを教えてくれてありがとう」

「いいえ。千冬さんの疑問はもっともです」

「では、私は部屋に帰る。明日も厳しくしごくからゆっくり体を休めておけ。それからお茶美味かった。ごちそうさまでした」

「はい、ではお疲れ様でした」

千冬さんはうむと頷いて、部屋を出て行った

はぁ....。やっと緊張から解き放たれる

模擬戦でやり過ぎたな、サイコウェーブがだだ漏れだ。あの人の感情が結構伝わってきてた






俺の家系、リンクス家の子供。正確にはバナージ・リンクスの子孫にはある特徴がある

これは、リンクス家の呪いとも言うべきものだ

それは生まれながらにして、多かれ少なかれニュータイプ能力を持つこと

バナージ・リンクス...バナージ様は"ラプラス事変"の最後、"メガラニカ"をコロニーレーザーから守るためにサイコフレームを限界以上に共鳴させ、サイコフィールドを発生させた

それはかつて、カミーユ・ビダンがZガンダムに搭載されているバイオセンサーで行ったことと同じように、死者の...残留思念と共鳴し、一度は"個"を捨て和の一員となった

リディ・マーセナスーーバンシィの担い手やオードリー・バーンーーミネバ・サビ、バナージ様の奥さんがいたから戻ってこれたが、それは副作用を及ぼした

人が、まだ肉体を持って"虹の彼方"に行けないのにその扉をくぐって帰ってきた代償とでも言えばいいのか

常にサイコミュ機器に反応してしまうほどのサイコウェーブを発するようになった。そして、それが遺伝子レベルの話だったというわけだ

強化人間の子孫にもそういう体質の人間がいたらしいがいまはわからない

まあ、そういうわけで俺は生まれながらにして、しかも割と高いレベルのサイコウェーブを使えるのだ。だが、まだ完全に使いこなしているとは言い難い

だからこそ、アモンさんは俺のことを心配してくれていたのだ。向こう側、すなわち虹の彼方に引っ張られると

普通ならばないだろうが、フェネクスはフル・サ
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