暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
リンクス家の呪い
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を口に運ぶ。だが、千冬さんの話は終わってなかった
「それから、最後の二重瞬時加速のときいつも以上の速度が出たんだ。しかも、理論限界値を超えた速度がな。それについて知ってることはないか?」
俺は危うくティーカップを落としそうになった
「は...?少し待ってください」
ちょ、ちょっと待て
「二次移行したとかではなくて?」
「私の暮桜は少々事情があってな。二次移行しないように設定されている。だからその線はない」
なぜかと問い詰めたいがそこは今回関係ない。推測だけならあるけれど...わからない
「ちなみに、その暮桜の製作者のお名前をおうかがいしても?」
千冬さんは一瞬迷った後、他言無用で頼むと置いて
「篠ノ之束だ」
俺はその言葉に二秒フリーズした。ということはIS製作者が直々に作ったというわけか。なるほど、ならば秘密にもするだろう
そういえば千冬さんと篠ノ之博士には交友関係があると聞いたことがあったな
「では、そろそろこちらの質問にも答えてもらおうか」
いよいよ千冬さんから殺気めいたものを感じるようになってきた。こりゃ生半可な言い逃れは出来そうにないな
「企業秘密もあるので教えられることは微々たるものですが、それでもいいのなら」
千冬さんもそれでいいと頷いてくれたので
「まず武器のことに関してですが、千冬さんはアナハイムの第一世代ISをご存知ですか?」
「ああ、ジェガンだったか?確かビーム兵器のテスト機と聞いた覚えがある。なるほど、それはビーム兵器の発展系というわけか?」
俺は一瞬でそこまでいく千冬さんに驚いた
「さすがです。その通りですが、ビームマグナムを制作するのにコストがかなりかかります。さらに、並大抵のISでは反動で腕の部分が故障してしまう可能性がかなり高い上に拡張領域も結構くいますから一般機への配備はないでしょう」
俺は指を立てながら説明をして行ったが少々宣伝くさくなってしまったな
「次に、おそらくこっちがメインですね。フェネクスの変形、いや変身はNT-Dシステムによるものです」
千冬さんは目を細めながら
「NT-D?」
「はい。正式名称はニュータイプ・ドライブです。イメージ・インターフェイスを応用して、搭乗者の強い意思によって機体のリミッターが解除されます。変身後がフェネクスの本当の姿になりますね」
これは嘘をついている。NT-Dは、ニュータイプ・デストロイヤー。特定の感応波、サイコウェーブを外部から感知することで発動する
まあフェネクスにはLa+プログラムが追加されており、それにより内部、すなわち搭乗者のサイコウェーブでもNT-Dが発動するんだが
それ以外は本当の事だ。NT-Dはリミッタ
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