悪魔、やってます
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」
「「「「「は〜い」」」」」
オカ研の皆で家の近くにある公園に行くと、いつもの様に屋台が出ており、貸し切りの看板が置かれていた。
「屋台の貸し切りなんて普通あるのかしら?」
「屋台自体が珍しいので何とも」
「貸し切りなのにお兄ちゃんの臭いしかしません」
「あっ、人払いの結界が張られましたわ。気付かれてますね。ということはあの貸し切りの看板も私達の為の様ですわね」
「そうみたいね」
そう言って部長は屋台の方へと歩いていく。それに続いて私達も屋台へと向かい暖簾を潜る。
「いらっしゃい、リアス、朱乃、白音、祐斗、ギャスパー。それからそちらの二人はよく店に来てくれたな。改めて自己紹介しよう。オレはゼオン・ベル、ゼオンでかまわない。リアスの婚約者だ。よろしく頼む」
屋台をやっている時とはまた違う印象の笑顔を向けられてちょっと見惚れちゃった。
「あっ、はい。こちらこそよろしくお願いします。えっと、兵藤一誠です」
「アーシア・アルジェントと申します。よろしくお願いします」
「それでゼオン、なんで駒王にやってきたの?それも私達に内緒で」
「そう急かすな、リアス。まずは席に着くと良い」
ゼオンに勧められて席に着くと、すぐに飲み物が配られる。
「さて、オレが駒王に来た理由だったな。リアスが心配だから来ているだけだ。内緒なのは、リアスが嫌がるからだ」
「それは、まあ、私だって子供じゃないんだし」
「そう言っているうちは子供だ。大人なら笑って流す所だ。それにリアスが思っている以上に危険かもしれん」
「えっ?」
「赤龍帝ドライグ、話せるならお前の意見も聞きたいのだが」
ゼオンがそう言うと同時に私の左手に赤龍帝の篭手が現れる。
『貴様、一体何者だ?その莫大な力は』
「突然変異の悪魔だと思ってくれればそれでかまわない。それよりもドライグ、アルビオンの今代の主は悪魔と人間のハーフだ。時代が大きく動くと考えた方が良いか?」
『ほう、白いのに会ったのか』
「いや、知り合いからの又聞きだ」
『そうか。しかし、向こうもハーフとは言え悪魔か。今までに一度もなかった事だな。何かが起こるのかもしれんな。いや、お前の様な突然変異が育っているんだ、確実に何かが起こるのだろうな』
「やはりそう思うか」
「ちょっと、二人で何を納得しているのよ。説明して頂戴」
「ふむ、簡単に言えば今のオレ達の世代がこれから始まるであろう激動期の中心になる可能性の有無について確認し合っていると言った所か」
「激動期って、何か起こっているの?」
「気付いている者は気付いている。上は気付いているはずだ。大戦期のツケが表面化してきて
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