悪魔、やってます
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「リアス先輩、間違いないんですか?」
「銀髪で昔は屋台が本業で今は趣味なら間違いないです。本業にしてた頃から一緒に暮らしてましたから」
「木場さん、いきなり剣を研ぎ始めてどうしたんですか!?」
「ちょっとゼオンには恨みがあってね。今度こそ、あの首を叩き切ろうかと」
「ええっ!?」
「気にしないで良いわよ、アーシア。どうせ防がれるか、目の前でくっつけて何事も無かったかの様にするだろうから」
「「ええっ!?」」
目の前でくっつけるって、いや、でも腕を生やしたり出来る位なんだからそれ位簡単なのかな?
「ゼオンさんは冥界最強の悪魔とも言われていますから。他にも『雷帝』や『銀の暴風』使い魔のシュナイダーと合わせて『天空の覇者』なんて呼ばれ方もしていますわ」
「得意の魔術は順に雷、肉体強化・変化、重力、氷、炎、治療・再生系、最近は鬪気と魔力を混合させた術も独自開発しているし、補助として式や結界も使える技巧派よ」
「その上で上位ランカーのパワータイプと真っ向から力比べで引けを取らない位のパワーも有しているよ。肉体強化を使えば龍王クラスとも真っ向から殴り合える位強い」
えっと、戦闘面でも万能ですか?
「あとは、『義兄弟戦乱』が色んな意味で有名です。ちょっとした出来事から、若手上位ランカー連合VS魔王様連合で、冥界が揺れました。物理的にも政治的にも」
「あれは、色んな意味で苦い思い出よ。まさか、あそこまで大規模な事件に発達するなんて思ってもみなかったわ」
「関係者の9割が病院送りでしたから。お兄ちゃんも数日はベッドの上でしたし。あれで死者が0名なのは奇跡です」
何が原因で結果がどうなったのかあまり聞きたくない。
「あとは、芸術にも秀でているわね。ゼオンが実家のベル家から貰った領地は荒れ地が多いんだけど、誰も住んでいないのを良い事に大規模な彫刻を行って観光名所にしてるわ。全部岩や地面を削ったり、高重力で圧縮した物だけでつくられてるけど、すごいとしか言えないわね。あれは見て触れて始めて理解できる物だと思うわ」
「お兄ちゃん、暇つぶしと術の練習に作ったって言ってますけど、周りの人はそう思えない位の大作だそうです」
「相変わらず周囲の評価と自己評価が噛み合ないわね。あれだけメディアへの露出も高いのに未だに性格を誤解されてるんだから」
「部長、モーグリ達に連絡がつきましたわ。少し忙しいらしいので今度例の木の実を届ける事で話が着きましたわ」
「げっ、あれを取りに行くの辛いんだけど」
「仕方ありませんわ。今の時期ですとレーティングゲームの大会の準備期間中ですから、ポーションとエーテルの発注が凄い事になっていますから」
「仕方ないわね。今度皆で取りにいくわよ
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