学園祭、ファントムタスクの接触
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とれただけでもよかったと思う。
回っているうちに第4アリーナにつく。
そこで行われていたのは、シンデレラという名のハンティングだった。
「これがシンデレラ?じょ、冗談じゃ…」
「………」
そんな時、アナウンスが流れる。
『さあ、ただいまからフリーエントリー組の参加です。皆さん、王子様の王冠目指して頑張ってください』
楯無さんの声だった。
そして雪崩れ込む数十人の女子。皆が織斑の王冠を狙っている。
「簪、シンデレラってこんな内容だったっけ?」
「絶対に違うと思う」
「だよな」
そんな中、織斑が1人の女性に引っ張られて、セットから消えた。
何か嫌な予感がする。
「簪、すまん。デートは中止だ。お前は兼次を呼んできてくれ」
「え…?」
「嫌な予感がするんだよ。兼次にはファントムタスクが出たかもしれないって言ったら分かると思う。急いでくれ」
「…わかった」
「埋め合わせはいずれする」
俺はアリーナの更衣室に走る。簪は兼次を呼びに1年1組に走る。
兼次、早く来いよ。
更衣室にたどり着くと、ファントムタスクと思われるアラクネが織斑と交戦していた。
俺はデルタカイを起動、リミッターを解除しアラクネにビームライフルを向け引き金を引く。
「貴様、ファントムタスクか」
「よお、イレギュラー。ついでにお前のISもいただいてやるよ、ハハハハ」
アラクネがエネルギーネットを放つ。
俺はリフレクタービットを即座に展開、防ぎながら牽制のビームライフルを撃つ。
「なかなかやるじゃねえか、そこのガキと違ってなあ!」
アラクネが距離を詰めてくる。
「格闘戦に持ち込めば勝てると思っているのか。愚かな」
シールドの武装を炸裂ボルトに変更、ビームサーベルを発振し接近する装甲脚を切断、さらに炸裂ボルトで追撃をかけるが、避けられた。
「やってくれるじゃねえか」
「さて、そろそろかな」
「何?」
更衣室の壁を破壊し、兼次のHi-νHWSが現れる。
「思った通りの時間だな、兼次」
「おうよ。で、こいつがファントムタスクか?」
「そうだ、殺す気でかかるぞ」
「了解だ」
「てめぇら無視してんじゃねえよ!!」
キレるアラクネの搭乗者。
「一夏、今のうちに逃げな。ここは俺たちが相手する」
「兼次、あいつは強いぞ。俺も戦う」
「やめろ。お前がいても足手まといになるだけだ。ここは俺たちに任せておけ」
「…わかったよ」
織斑が更衣室に空いた大穴から逃げ出す。
「さて、これで俺たちも本気で殺れるってわけだ」
「んだとゴラァ」
接近するアラ
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