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Sword Art Online 月に閃く魔剣士の刃
2 黒の剣士と蒼の剣士
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かれた青い布の上には短剣が3本にスローイングピックが20数本と中々の量だ。

 どの武器も突出した性能は無いようだがそれでも中々の出来に見える。
 しかし、その完成度にしては少し値段が安すぎる、そう思うほど破格の価格で売っていた・

 ちょうど投擲用のピックの手持ちが心許なかったところだったのでここでまとめて買ってしまうことにした。

「ピックを30本程もらえる?足りなかったらあるだけでいいから。」

 一本800コルのピックを合計26本買い、トレード画面で25000コルを入力しトレードを成立させる。
 と店の主が慌てて、

「お、お代こんなに高くないですよ!?」

 とトレード画面で余剰分のコルを返そうとしてくる。
 武器に気を取られて気がつかなかったけどよく見ると女の子のようだ。茶髪に少し赤みがかった茶色の目だった。

「いや、出来もいいし流石に安すぎるだろ?気に入ったからこれからも買いに来たいし潰れてもらっちゃ困る。」

 と拒否して見た。すると女店主はその言葉を聞くなり上機嫌で。

「常連になってくれるってことね、任せておいて!」

 その言葉に今度は俺が驚いた。

「これ全部君が鍛えたのか?売り子とかじゃなくてか?」

 すると得意げに、

「ええ、スキル熟練度はまだまだだから性能はイマイチだけどね」

と少し自嘲気味に笑みを見せた。

「そうか、いつもこの辺りで店広げてるの?」

「ううん、いつもはもう少し下の層でやってるわ。今回は結構いい出来の剣が出来たから最前線まで出てきたのよ」

 そんな風に雑談に花が咲かせていると、

「うん、決めた。これ貰えるか?」

 とキリトが剣を指してこう言った。

「はい!えっと・・・結構高いけど大丈夫?」

そう言うと店主はキリトにトレード画面を開いたようだ

「キリト、どのくらいだ?」

ウィンドウを可視化してもらい覗き込むと、

「5500コルか、まぁお買い得なんじゃないか?」

 キリトも性能にしては安めの値段だと思ったらしい。迷うことなく代金を払うと、早速剣を装備していた。

「うん、良い剣だ。」

どうやら気に入ったようで、

「シュン、少し迷宮区潜らないか?試し斬りしてみたい。」

 と珍しくキリトのほうからパーティに誘ってきた。

「そういやマッピング終わってないんだっけ?あと少しだろうし埋めてしまおうか。そろそろ情報収集の方もいい頃合だろうしな。」

 こうして迷宮区へ行く事になった。パーティー申請をキリトに飛ばし、自分のステータスの下にキリトのHPバーが追加される。

「それじゃあ行こうか、朝にはマッピングデータを公開してしまいたいしポーションも買い足していき
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