暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード27 〜制裁タッグデュエル 後編〜
[1/14]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「おめでとう!十代君、翔君、よくやったね〜」

十代達が迷宮兄弟とのデュエルに勝利し、観客席へと戻ると応援をしていた紫苑や翠、明日香たちとハイタッチをする。

「さぁ、次は私達だね〜。」

「はぁ……めんどいな。」

ここまできてマイペースを貫き通す紫苑に翠はあははと苦笑いをしつつ、めんどくさがる紫苑を引きづり、中央のデュエルフィールドへと歩いて行く。そこには、既に塞刃 真と黒木 イリナの二人が立ち、紫苑に恨みの篭った視線を向けていた。

「デュエル前に一つ聞いておく。貴様が俺の弟弟子の亮をナチュルとかいうパーミッションでリスペクトの欠片もねぇ、卑怯なデッキを使って勝ったって言う娘か?」

威圧的な雰囲気を醸し出しながら、紫苑を見据える。女扱いされた紫苑はムッと不機嫌を露わにすると、一転しニヤリと不敵な笑みを浮かべ、デュエルディスクを構える。

「へぇ、デュエルで語るってことかしらね?若いのに、生意気ね……。」

「威圧っていうのは喋ったら、逆効果ですよ?サイバー流の刺客さん?そんなにくっちゃべってないでかかってきたらどうです?」

翠もふふんと笑みを浮かべるとデュエルディスクを構える。仇を見るかのように紫苑も翠を睨みつけ、睨まれている二人はさも余裕そうに構える。いや、実際に余裕なのだが……。

「それで〜は、四人共、準備オーケーみたいなので制裁タッグデュエル二回戦目を始めたいと思うノーね。それで〜は…………デュエル!」


「「「「デュエル」」」」



side明日香

ようやく始まったわね……。紫苑君と翠さんはシングルでも強いけど、タッグになったらどうなるのかしら?しかし、二人並んで見ると姉と弟というより、姉妹ね。

翠&紫苑:LP8000 真&イリナ:LP8000

「先行は私だね!ドロー。手札から【フォトン・サンクチュアリ】を発動して二体のフォトン・トークンを特殊召喚するよ。そして、二体の生贄にして【轟雷帝 ザボルグ】を召喚!そして、ザボルグの効果発動。ザボルグを破壊する」

ザボルグが放った雷が自身を打ち、破壊される

「ふふふ、馬鹿が。自分のモンスターを破壊してどーする。」

いきなりの最上級モンスターの召喚にすごいと思ったのもつかの間、自身の効果で破壊してしまう。周りの生徒達はプレイングミスだと笑い声をあげる。けど、翠さんは……

笑ってる!?あの人、絶対意図的にザホルグを破壊したんだわ。けど、なんで……

「さぁて、ザボルグの効果発動だよ!サボルグの効果で光属性モンスターを破壊した時、そのモンスターのレベルかランク分だけ、互いのエクストラデッキのカードを墓地へと送るよ。」

「なんだと??」

え、エクストラデッキ破壊??けど、エクストラデッキ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ