エピソード27 〜制裁タッグデュエル 後編〜
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「おめでとう!十代君、翔君、よくやったね〜」
十代達が迷宮兄弟とのデュエルに勝利し、観客席へと戻ると応援をしていた紫苑や翠、明日香たちとハイタッチをする。
「さぁ、次は私達だね〜。」
「はぁ……めんどいな。」
ここまできてマイペースを貫き通す紫苑に翠はあははと苦笑いをしつつ、めんどくさがる紫苑を引きづり、中央のデュエルフィールドへと歩いて行く。そこには、既に塞刃 真と黒木 イリナの二人が立ち、紫苑に恨みの篭った視線を向けていた。
「デュエル前に一つ聞いておく。貴様が俺の弟弟子の亮をナチュルとかいうパーミッションでリスペクトの欠片もねぇ、卑怯なデッキを使って勝ったって言う娘か?」
威圧的な雰囲気を醸し出しながら、紫苑を見据える。女扱いされた紫苑はムッと不機嫌を露わにすると、一転しニヤリと不敵な笑みを浮かべ、デュエルディスクを構える。
「へぇ、デュエルで語るってことかしらね?若いのに、生意気ね……。」
「威圧っていうのは喋ったら、逆効果ですよ?サイバー流の刺客さん?そんなにくっちゃべってないでかかってきたらどうです?」
翠もふふんと笑みを浮かべるとデュエルディスクを構える。仇を見るかのように紫苑も翠を睨みつけ、睨まれている二人はさも余裕そうに構える。いや、実際に余裕なのだが……。
「それで〜は、四人共、準備オーケーみたいなので制裁タッグデュエル二回戦目を始めたいと思うノーね。それで〜は…………デュエル!」
「「「「デュエル」」」」
◆
side明日香
ようやく始まったわね……。紫苑君と翠さんはシングルでも強いけど、タッグになったらどうなるのかしら?しかし、二人並んで見ると姉と弟というより、姉妹ね。
翠&紫苑:LP8000 真&イリナ:LP8000
「先行は私だね!ドロー。手札から【フォトン・サンクチュアリ】を発動して二体のフォトン・トークンを特殊召喚するよ。そして、二体の生贄にして【轟雷帝 ザボルグ】を召喚!そして、ザボルグの効果発動。ザボルグを破壊する」
ザボルグが放った雷が自身を打ち、破壊される
「ふふふ、馬鹿が。自分のモンスターを破壊してどーする。」
いきなりの最上級モンスターの召喚にすごいと思ったのもつかの間、自身の効果で破壊してしまう。周りの生徒達はプレイングミスだと笑い声をあげる。けど、翠さんは……
笑ってる!?あの人、絶対意図的にザホルグを破壊したんだわ。けど、なんで……
「さぁて、ザボルグの効果発動だよ!サボルグの効果で光属性モンスターを破壊した時、そのモンスターのレベルかランク分だけ、互いのエクストラデッキのカードを墓地へと送るよ。」
「なんだと??」
え、エクストラデッキ破壊??けど、エクストラデッキ
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