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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
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ユーシスが仲間になった。
このために色々苦労したのだから、感慨もひとしおだが浸っているわけにも行かない。
「ありがとうございます。
反乱軍と共に命をかけて戦う事を約束します」
私はここで口を開いた。
テレポートの呪文を準備しつつ、最後の茶番の幕をおろす為に。
「ならば、早速だけど、一人の罪深い男の魂を救ってほしいのよ」
カンダハルのオミクロンの城の地下から笑い声が聞こえる。
その笑い声は明らかに狂っているのだが、音を立てずに私達が近寄っている事に気づいていない。
「愚か者どもめ!
わしが一度死んだだけで滅ぶと思っているのか!
復讐してやる!!
あの生意気な姫を八つ裂きにしてオウガどもの嬲り者にしてくれるわ!
ああ楽しみだ!
終ったと思ったあの女がどんな顔でわしを見るかと思うと……
わはははははははははははははははははははははは……」
「こんな顔だったり」
「!?」
オミクロンの顔が驚愕に歪む。
完全に出し抜いたと思っていた彼からすればどうして私がここにいるのか分からない所だろう。
マップクリアの条件は敵本拠地の占領とボスの撃破。
大体同時にできるのだが、ユーシスのイベントの為に甚大な被害を出したら本末転倒である。
で、彼がネクロマンシーである事に注目した。
彼ぐらいの死霊術師ならば代えの体ぐらい用意してあるだろうと思って地下を探したら、案の定。
神聖系で魂を消さずにぽちで吹き飛ばしたのはこのためである。
かくして、こういう形でご対面となったという訳。
「見たかったんでしょ。私の顔。
困るなー。もてる女は」
白々しく冗談を言うが、言わないとやってられないぐらい私は怒っているのだった。
だから、笑顔だけど目は笑っていない私の口から、隣の人を紹介する。
「で、こちらはここのロシュフォル教会に幽閉されていた天使長のユーシス様。
ご存知でしょ?監禁していたのだから」
何をやろうとしているのかわかったオミクロンの口から悲鳴が漏れる。
言っただろう。
簡単な謝罪すら思いつかないあんたを私は許す気は無いって。
「やめろ!
やめてくれ……!!
いやだ!
死ぬのはいやだ……」
新しい体に魂がなじんでいない為か、オミクロンはただ泣き叫ぶ事しかできない。
ユーシスはそんなオミクロンを前に、私の頼みを適える為に呪文を紡ぐ。
「聖なる父の慈愛をもって汚れし魂を浄化せん!
バニッシュ!!」
終った。
とりあえず、このマップはこれで完全マリアとなる。
まだ、隣のアンタンジルの攻略も控えているが、ひとまずはこれでホーライ王国再建のめどが立った。
ここから、食料
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