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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
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は実験の失敗作しかないぞ」
表向き謝るの言葉すら出なかった。
案の定、私の質問の意味が分からなかったらしい。
ああ。
ジュルクの言葉がよく分かる。
力に溺れ、人を辞めた果てがこれか。
「そうよね。
失敗作しかなかったんでしょ。
私はそんな人たちに頼まれたのよ。
助けてくれ。
私達を殺してくれって」
オミクロンが私の笑顔を見て震えながら一歩下がる。
どうやら、いまさらながら私が最初から彼を許す気は無かったという事に気づいたらしい。
「助けて!
ただ、私は魔道を極めたかっただけなのに……っ!
ラシュディ様のように!!!」
これ以上耳障りな言葉を聴きたくなかったから、私はただ一言だけ彼の生を終わらせる言葉を口にした。
「やっちゃえ。ぽち」
ぽちのファイヤーブレスの後、オミクロンは骨すら残さなかった。
「わたしの名はユーシス。
天使たちの長です。
姉のミザールを連れ戻そうと下界へやってきましたが、ラシュディのワナにかかりこの有様です。
わたしたち天使は下界と関わる事をかたく禁じられています。
ただし、契約があった場合のみ、わたしたちは下界へ降り立つことができるのです。
あなたがた反乱軍の方とも契約が成立していますが、ラシュディと契約を結ぶ事は聖なる父の命によって禁じられていました」
アンタリア大地制圧戦は、それから三日かけて帝国軍を掃討した。
逃げる事もできず司令官であるオミクロンも失った帝国軍は組織的抵抗ができる訳も無く、各個撃破されていった。
自由都市ケルーマン周辺で帝国軍敗残兵を補足したカゲイエ・ミツイエ・デュラン率いる王国軍上陸部隊3000はこれを殲滅。
貿易都市バンプールと城塞都市シンダンドの航空部隊は逃げ出しており、貿易都市グウォダールに集まった帝国軍はこちらが包囲している。
ユーシスを仲間にするには攻略中である事が大事だったからで、ユーシスが仲間になったらグウォダールに降伏の使者を送る予定である。
なお、先に話すが、グウォダールの帝国軍はこちらの降伏勧告に従って降伏した。
話がそれたが、オルガナ攻略中だったデスティンをテレポートで急遽借りてユーシスとのご対面である。
こういう時己のALIが低いのが恨めしい。
「ところが、姉のミザールはこともあろうにラシュディを愛してしまったのです。
ふたりの間で交わされた契約はいまでも生きており、そのためわたしたちは帝国のために戦わなければなりません。
同じ天使同士で戦わねばならないとは、なんということでしょう。
どうかこのわたしと契約し、姉を連れ戻すチャンスをください」
こちらには異存はない。
デスティンが無言で頷いて、
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