第四章
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ンは。思ったよりも美味かった。
「いいじゃない、これ」
「ええ」
二人は笑顔で頷き合う。
「甘くて飲みやすいし」
「そうよね、それに」
未来も言う。
「お料理にも合うし。何かどんどんいける感じ」
「本当にね」
二人はそれぞれソーセージとジャーマンポテトを食べながら言い合う。七面鳥も赤ワインもなかったがこれはこれでかなり満足のいくものであった。
そのままハンバーグが来てこれも食べて。その頃にはもう二人共一本奇麗に空けていた。かなり飲むのが早いと言えた。
「いいんじゃない、これって」
「そうだよね。次は何を頼んでいたっけ」
「アイスバインだけれど」
豚の足を煮たものである。今二人はザワークラフトを食べている。これもまた実に美味いものだ。
「それでいいわよね」
「いいよ。何かそれを食べてワインをもう一本ずつ飲んだら」
「もう満腹ね」
未来はワインで赤らんだ顔で笑った。
「でしょ、光男君も」
「未来ちゃんもだよね」
「後でケーキを食べたらね」
しかし未来はそれを忘れてはいなかった。クリスマスといえばワインにプレゼントにこれは欠かせない。七面鳥は他のもので代えられてもこの三つは駄目である。
「それで満腹よ」
「ケーキもあったんだ」
「それもいけるわよね」
未来はそう光男に尋ねるのだった。
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