暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0805話
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がメインになっている。
 その点で言えば最大の目的である俺達との繋がりや交渉を可能にしているんだから十分仕事をしていると思うんだがな。
 ともあれ、現在のこのタンタシオンでは色々な会社やら組織やらの人間が集まってきており、現在街中にいるのは殆ど全てがそれらの人間だ。
 シャドウミラーとの接触が主目的のタンタシオンだったが、多種多様な組織が集まっている事もあって、組織間でのやり取りが主目的になってきているところも多い……と少し前にエザリアからの報告にあった。
 マクロス世界程に通信が発達してるんなら、それこそどれだけ離れていてもフォールド通信によりリアルタイムで会話出来る――フォールド断層が無ければ――だろうが、やはり実際に直接顔を合わせて会話した方が色々と安心出来るんだろう。

「こうしてみると、街中に映像モニタが浮かんでいるのね。あの技術は凄いわ。多分葉加瀬さん辺りが見たら興奮するわよ」
「でも、中学3年の麻帆良祭で超がやった立体映像とかの方が凄くない?」

 円と美砂の会話に、思わずと頷くあやかと千鶴。
 実際、あの時の超は色々な意味で凄かった。さすがに未来から来た女って感じだったよな。
 そんな風に感心していると、不意にTVに映し出された映像が目に入る。
 ギャラクシーネットで流されているその映像の下の部分には、『銀河の妖精の行方を追え!』と表示されている。またありがちなタイトルだが、そのタイトルがタイトルだっただけに興味を引かれて見てみると、どうやらここ暫く活動をしていないシェリルの行方を追った番組らしい。
 新統合政府の方からシェリルに関しての発表はもう少し待って欲しいと言われているからな。マクロス世界を救った歌姫の1人がシャドウミラーのトップと恋仲になり、しかもシャドウミラーに所属してしまった……というのは、新統合政府としても嬉しくないんだろう。
 フロンティア船団でもその件を知っている者――具体的にはフロンティア政府やS.M.Sの社員――には箝口令が出ているらしいし。
 ただ、それでもランカと違って元からマクロス世界を代表する歌手だったのだから、知名度が段違いに違う。それ故、そろそろ限界なんだろう。それを新統合政府もきちんと理解しているのか、現在はエザリアが新統合政府とその件についていつ発表するかの打ち合わせを行っているところだ。

「あ、シェリルさん! うわっ、こうして見ると本当に凄い有名な人なのね。何て言うか、アクセル君も随分と凄い人を誑し込んだみたいだけど……そういう趣味でもあるの?」
「そういう趣味?」

 不思議そうに尋ねてくる円に聞き返すと、小さく頷いてから説明を続ける。

「コーネリアさんは元皇女様。シェリルさんは銀河規模のトップアーティスト、あやかと千鶴は雪広財閥と那波重工のお嬢様。こ
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