九校戦編〈上〉
トーラス・シルバー×飛行魔法について
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この原則の例外でもありませんから。つまりイギリスの実験では飛行魔法に必要ない余分な魔法を掛けちゃっている事です。一回の飛行状態変更の為に、魔法式を一回余分に上書きしているという事であって飛行状態変更の都度、余分な上書きは累積されてきますからね。事象干渉力の上限に到達するのが早くなるのは当然の結果と言えます。実験を企画したイギリスの学者達は、対抗魔法の性質を錯覚していたのでしょう。以上蒼太と私の講座は終わります」
と説明が終わった事で、飲み物を渡す俺だった。蒼太はちょうど飲み物を飲み終ったから、そんで俺の胸ポケットに入れた携帯端末がバイブしたので昼休み終了の予鈴の代わりとしてだ。深雪も自分の端末を予鈴代わりにバイブを鳴らしていたので、俺と深雪のアイコンタクトで言ったけど。
「さてと、長い説明ご苦労さん。深雪、教室に戻るぞ。それと蒼太に沙紀、のど飴でもいるか?」
「はい、お兄様『いただきます一真様』沙紀もご苦労様」
その声も表情も仕草もいつも通りの淑やかなもんだったが、蒼太と沙紀の講座を聞いていたのかコンソールに向かう深雪の背中が誇らしげになっていたのは誰も気付かなかった事について。そしてこの会話がまるでNPCのような会話だったのは俺らだけ気付いていた事も、あの長い文章は原作見ただけでも頭を抱えたからだ。何度読んでも理解不能だったから本部にいる本物の達也に分かりやすく聞いたけどね。さてと今日の放課後辺りに俺=分身体の零達也を演じなければいけないが、会話は大丈夫だろう。ゼロが俺の代わりに話してもらえるからな。
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