九校戦編〈上〉
トーラス・シルバー×飛行魔法について
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
によりますと、各チームを一人で纏めているそうですよ」
「やっぱそうなんですね、そうだその伝手で研究所の人達に話を聞けませんかね?」
「いくら何でも無理ですよ、実際会った事はありますけど守秘義務がありますから『会った事あるんですかぁぁぁぁ!!!!』ええまあ、さっき言った零達也も名前だけ公表されてますが実際に会った事はありますよ。それに零達也は今日の放課後にある部活連の会議に来るのですから」
守秘義務というのはあるけど、実際に会った事はあるとは言っといた。そんで俺は思い出したかのように、空間からある色紙を出したのだった。そこには中条あずさ様と書かれていて、そのサインはトーラス・シルバーのサインだったけど。
「こ、こ、こ、これは!?トーラス・シルバーのサインですか!!!!!」
叫んだので会長も市原先輩もこっちに顔を向いたので、中条先輩は会長の方に行ってからこっちに戻ってきたけど。
「この前中条先輩が、トーラス・シルバーについて熱く語っていたと彼に言ったらその感謝として色紙にサインを書いてくれたんだ。よかったらどうぞ、恐らく世界で一枚のサインだと思われますよ」
「ありがとうございます!!!うわぁー、これはぜひ宝物にしなくちゃ!!!」
「それを聞いたら彼は嬉しがりますが、なぜ彼の正体について気になるのですか?」
嬉しがっている途中であったが、俺の素朴な質問に「えっ?」と意外過ぎるという顔で俺を見ていた。
「それは気になりますよ。そりゃあ織斑君は実際に会った事があるのですから、恐らく当然な質問ではありますけどあのトーラス・シルバーですよ?ループ・キャストを世界で初めて実演し、特化型CADの起動式展開速度を20%も向上させ、非接触(NCT)スイッチの誤認識率を3%から1%未満へ低下させた。しかもそのノウハウを惜しげもなく公開し、独占利潤よりも魔法界全体の進歩を優先させた。魔工師を目指す者なら僅か一年の間に特化型CADのソフトウェアを十年は進歩させたと言われているあの天才技術者がどんな人なのか、それはそれは興味がありますよ!!!!」
世間のトーラス・シルバー像というのは、俺らが感じているのよりも相当大きくなってしまったようだった。
「まさかそんなにとは思いもしませんでした、実際に会っている者の視点が大きく違うと再認識しました」
「私とそんなに視点が違うなんて思いませんでしたけど、ある意味納得はします。私は想像を大きく膨らみつつですが、織斑君は実際に会っているから聞かれても困りますよね」
そんでせめてトーラス・シルバーがどんな人なのかは答えて上げたけど、答えた瞬間に壁際にミスする音が結構聞こえてきた。意外にも俺達と同じ日本人だと答えたからなのか、アラーム音が結構鳴っていたがまあいいとして中条先
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ