九校戦編〈上〉
蒼い翼特別推薦枠
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今回の推薦枠なのだ。本来調整というのは、魔法師との信頼関係が重要なはずなのだが、俺はもちろん大丈夫だ。選手として出る深雪もいるのだからな、ここは兄貴としては見せ場がないといけない。CADが実際にどの程度の性能を発揮するかは、ユーザーのメンタルに左右されるし、選手から反発を買わないために推薦枠が存在する。
「それは今日の朝に言ってほしかったわ、なぜ今なの?」
「仕方がない事ですよ、七草会長。決まったのは昨日で今日来るという連絡が入ったのはさっきだったんですから、あまり一真様を責めないで頂きたい」
「あ、ごめんなさい。リンちゃん、会議室をいつものところではなくもっと広い場所があるか聞いて来てくれない?」
「今さっき通達しました、副会長と十文字会頭もさすがに焦ってました。蒼い翼本社社長兼CEOをしている零社長と十師族の九島老師が来るとなったので、それで織斑君に確認ですが推薦枠に入る人物は誰なのですか?」
そう言った市原先輩だったので、俺以外の深雪達が指を差したから納得兼呆気感があった気がする。という事でいつもやる会議場以外にはないために、本来座る会長達の席に零社長と九島老師を座らせるようにした。そんで俺は盟友である零社長の迎えをしなくてはならないので、始まる頃にノックをすると会長に指示を出した。九島老師が来るのは、零達也本人だと分からせるためだと言ったら納得してくれた。今の所本人を見た事あるのは、ここにいる俺達=自分自身と会長と委員長と会頭ぐらいだからだ。
予想通りの展開となった後に、俺は各武器のチェックをしていた。深雪はデスクワークのために待つ間は暇なので、蒼太と共に各使用する銃器や特殊警棒と手錠を取り出した後に上着を脱いでからホルスターを新調したので手持ちのCADもチェックし始めた。銃器は特に問題なくで、特殊警棒についてはメモリで効果がちゃんと出るのかもチェックしたかったが人の目があるのでそれは止めた後に中条先輩から声がかかった。
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