第39話 宝探し(後編)
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ッジを差し込みなさい。」
「ここだね。」
「そうだ、そこだ。次にその小さなテーブルの上にデバイスを置いて、年齢と性別を入力しスタートボタンを押すのだ。そうしたらカメラがトレースするから動かないようにな。」
司が光輝の指示通り行う。
「良し、入力完了と。それじゃスタートボタンを押すね。」
司がスタートボタンを押して5秒程でトレースが完了する。
エジェクターから一枚のカードが出て来る。
「それが司のパーソナルカードじゃ。」
「インテリジェントデバイスを持ってない者には、儂が新しいのをやろう。」
各々が同じ様にパーソナルカードを作って行く。
「シエスタや、魔法を使って見たいかね。」
「・・・はい。」
「それじゃ・・・。良し、明日ぐらいには魔法が使えるだろう。」
光輝は無心針の注射を、シエスタの首筋に打った。
遺伝子改変の注射である。大体24時間ぐらいで遺伝子を変えるマイクロマシンが入っている。光輝は大事な事を忘れていた。
太平洋連邦で普通に使っている注射であった為、シエスタは普通の魔法だけでなく、虚無の魔法も使えるようになってしまった。
後で思い出して、司に電脳通信で連絡を入れると、司に怒られたのは別の話。
「ありがとうございます。」
「何のなんの、武雄さんの曾孫だから特別サービスだ。」
「早速やってみたい。」
「ゲーム機本体は3種類あってな、一つはカプセル型でトレーニング服を着て入るのだ。実際に筋肉に電流を流して仮想空間での動きに合わせて同じ様に筋肉を鍛えられる。モード切り替えて普通の遊び方も可能だ。
二つ目は椅子型になっておってな、仮想空間と同じ映像がテーブルに立体表示される。ゲームセンターにはこれを置く予定だ。
三つ目は装着型で首に装着して、椅子に座るかベッドに横になって使う。自宅で楽しむのに使うスタンダードタイプだ。
それでは全員カプセルの中に入って中央に立って、ノーマルモードを体験しよう。皆んな準備はいいかな?」
「はーい、準備万端です。」
「それじゃブレイブシミュレータ、スイッチオン!」
『どおだ、みんな?』
光輝はモニター越しに話し掛ける。
『すごいねっ。こう、ふわっとして・・・。』
『まさかゲームで、無重力体験しちゃうなんて驚きだわ・・・。』
『なんか不思議な感覚・・・。』
『ふっほほほ。すごいのはこれからじゃて。夢や代表してこのウィンドウに入力するのだ。13人プレイで、フリートレーニングで、雲海上空ステージで良いだろう。』
『分かったわ。13人プレイ、フリートレーニング、場所は雲海上空ステージと、押したよー!』
『それじゃ、ブレイブホルダーを胸の前に掲げて、コールするのじゃ。』
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