第2章 闇艦娘、響
第04話
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ョンインポッシッブル、奇跡オブ奇跡な営みである。
そんな奇跡の営みを遂行し続け、そして達成してこれたのは、闇の洗礼を受けた提督だからこそ可能であったといえる。
いや、いくら闇の洗礼を受けたからといっても、所詮は人間VS艦娘である。
闇の洗礼を受けた者なら誰でもよいというわけではない。
提督だからこそ成しえる、提督だからこそ可能な、提督にしかできないミッションなのであろう。
それほどまでに提督は特殊で、優秀で、特別な、選ばれた存在なのだといえる。
闇艦娘を満足させられるオスは、この世で提督だたひとりなのかもしれない。
「お前よぉ、他人事のように話してるがよぉ、お前だって例外じゃねぇんだぞぉ?」
提督はヌポンッとおもむろに肉主砲を引き抜いた。
いままでずっと膣内と子宮口を刺激し続けていた肉主砲が抜かれてしまい、響・黒はひどく寂しい気持ちになった。
そんな寂し泣きしそうな響・黒を尻目に、提督は響・黒に背中を向けた。
「ッ! こ、これって……」
提督の背中には深々とえぐられた、新しい傷が無数についていた。
傷からはたらりと血が滲み垂れている。
あまりにも痛々しい光景に、響・黒は胸を締めつけられる。
「そうだ、この傷はお前がつけたもんだ。お前がイクたんびに、お前は俺の背中をえぐってたんだぜぇ。どうだ? 俺のことを傷つけてたなんて、これっぽちも気づいてなかっただろう? 無意識のうちにやっちまうだろ?」
響・黒は言葉を失ってしまう。
「これはお前ら闇艦娘を抱く者の宿命だなぁ。お前らを抱くたんびに俺は傷つけられてよぉ、その傷の上にまた傷を刻まれてよぉ、例え傷が治ってなくてもよぉ、お前らは容赦なくその上に新しい傷を刻んでいくんだぜぇ? 例え骨が折れててもよぉ、更にぼっきりと骨を折っちまうんだぜ? 俺はなぁ、お前らを抱き続けるかぎり、永遠にお前らに傷つけられんだ」
響・黒はかたかたと震えながら、茫然と提督の背中を見つめている。
「だがなぁ、俺はこの傷が気にいってんだ。この傷は勲章だ。俺は誇らしいぜ。お前らを抱いた証が俺自身に刻まれてよぉ。こいつはまさに、お前らを愛した証拠、お前らとの愛の記録だろぉ? だからよぉ、俺の全身が傷でいっぱいになるまで、俺はお前らを抱きてぇ。いや、傷でいっぱいになっちまってもお前らを抱きてぇし、愛してぇ。このままお前らに壊され続けてよぉ、もし細胞ひとつになっちまってもよぉ、俺はお前らを抱くぜ、お前らを愛するぜぇ」
響・黒はスンッ、スンッと水っぽい鼻音をならす。
背後から響・黒が泣いている音が聞こえて、提督は振り返らずに声をかける。
「泣いてんのかよ、お前……まぁ、気にすんな。さっきも言ったがよぉ、俺はお前らに傷つけられんがむしろ嬉しい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ