マクロスF
0804話
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入れられないかと頼んでいるらしい」
「に、兄様……」
思わず頭を覆うスレイ。
けどまぁ、実際問題ライブ技術に関しては軍事技術とかと違って機密度の高いものではないし、入手するのはそう難しくは無いだろう。
勿論軍事技術に流用出来そうなものもあるが、そっちに関しては既にマクロス世界で使われているものを入手すればいいだけだしな。
ただ、問題は誰をプロデュースしようと考えているのか、だな。
OGs世界ではラトゥーニとシャインの2人を趣味ともいえるフェアリオンに乗せていた。……まぁ、シャインからの要望で開発したというのが正確なのだろうが、それでも趣味を全開にしたというのは間違いないだろう。
それを考えれば……ステラ辺りは天然だし危ないか? それとも無難に円と美砂のでこぴんロケット組。
いっそエヴァ辺りにというのも面白いかもしれない。
もっとも、そんな真似をすればフィリオが凍りづけにされるのは間違いないと思うが。
「アクセル、後できちんと私が兄様に言って聞かせるから」
「そうか? まぁ、お手柔らかにな」
そう告げ、そのままペンドラゴンの観光を続けていく。
名物だというブリタニアロールを食べ、あるいはブリタニア風の服を見たり、時には何を考えたのかスレイをナンパしにきた相手を撃退し、逆に俺を誘惑しようとして近づいてきた女をスレイが撃退するといった感じだ。
小さな騒ぎは色々とあったものの、それでも楽しい時間が過ぎるのは早い。気がつけば、既に夕日が沈みそうになっている。
「どうする?」
「もう少し……アクセルと一緒に過ごしたい」
薄らと頬を赤く染めながら告げてくるスレイに頷き、取りあえず食事でもと近くにあるレストランを探す。
別に高級店である必要は無いが、だからと言って不味い店に入るというのもあまり嬉しくないしな。
そんな風にして探し回り、やがてそれなりに繁盛してそうな、ある程度の高級店を見つける。
「ここでいいか?」
「ああ、アクセルがいいのなら私は構わない」
スレイの了承も得て店の中に入ると、ゆったりとした空間の広がる店内の様子が確認出来た。テーブルとテーブルの間の距離をかなり離してあるから、窮屈な感じがしないんだな。
「いらっしゃいませ」
ウェイターに頭を下げられ、そのまま席へと案内される。
出された料理は、いわゆる創作料理という感じか? フランス料理、イタリア料理、中華料理、日本料理といった風な区別は出来ない感じの……良く言えば色々な料理のいいとこ取り、悪く言えばごった煮的な感じの料理。
いや、食う方としては美味ければ文句は無いんだけどな。
「お客様、ワインの方は……」
「いらない」
ウェイターの問い掛けに、俺が何か言うよりも先にスレ
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