暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0804話
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の撤廃に対して強行に反抗し、反乱を起こそうとした幾つかのエリアは、ブリタニアからの要請を受けた陽光が派遣した星刻の部隊、あるいは意外な事にゼロが率いる日本の部隊が鎮圧していった。
 まぁ、日本にしては少しでも陽光に……そしてシャドウミラーに対して自らの地位を向上させようとしているのだろう。
 ともあれ、何だかんだ言いつつもマリーベルの統治はそれなりに上手くいってはいるのだが……まぁ、行くというのなら問題は無いか。
 そうして、他の者達に見つからないようにニーズヘッグのシステムXNを使ってペンドラゴンへと転移する。





「ほう、これは……さすがにちょっと予想外だったな」

 目の前に広がる光景を見て、思わず呟く。
 大勢いる、人、人、人。
 以前にスレイと共に来た時や、あるいはコーネリアと共にオデュッセウスを連れ出しに来た時と比べると、間違いなく街中に溢れている人の数は多い。
 もっとも、その殆どが貴族では無い、いわゆる平民だ。

「コーネリアから聞いてはいたが……なるほど、確かにこれは凄い」
「マリーベルの手腕だろうな。まぁ、それはとにかくとしてだ。ほら、スレイ。折角のデートなんだから、思う存分楽しむぞ」

 例によって例の如く、この世界でも俺の姿は色々な意味で有名すぎる。まぁ、陽光建国の時の発表の場であれだけ派手に魔法を使ったのだから、無理も無いだろうが。
 よって、今の俺は15歳バージョンの姿となっている。つまり……

「うわっ、見ろよあの2人。すこずぶるつきのいい女だけど、連れているのはまだ子供だぜ? どんな関係なんだろうな?」
「無難に姉と弟とか? ……いや、全然似てないか。そうなると近所の知り合い同士とか?」
「なんでそこで恋人同士って選択肢が出てこないのよ。幾ら認めたくないからって、ちょっと見苦しいわよ?」
「おっ、おまっ! それは言っちゃいけない事だろ!?」
「……あの子供の方、どこかで見たような気が……」
「おねショタね。これがおねショタなのね!?」

 そんな風な会話が聞こえてくる。
 姉と弟というのを聞いたスレイが、そっと手を伸ばして俺の手を握りしめる。
 それを見た周囲の者達がキャーキャーと嬉しげだったり、悲しげだったりする悲鳴を上げていた。
 にしても、おねショタってのは……字面から考えて、お姉様とショタか? 確かにスレイは凜とした雰囲気を放っているお姉様系と言われれば、そうとしか見えないしな。
 その実態がブラコンであったとしても。
 ちなみに、そのブラコンのフィリオと言えば……

「エザリアにかなり無理を言ってるらしいな」
「うん? 何がだ?」
「いや、フィリオに関してだよ。マクロス世界のライブ技術にかなり執心しているみたいで、どうにかその技術を手に
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