第三十四話 女の身体って結構大変
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が熱くなりそうだったのだが、初春さんは見事にバッサリと斬っていた。
「それで、初春さんは水着買うの?」
「そうですねー、佐天さんと同じで安くて良いものがあったら買うかもしれないっていう感じですかねぇ」
「まーそんなところか。ウチも水着に関してはそんな感じで良いかなぁ」
初春さんにも水着を買うのか聞いてみると、やはり積極的に買うつもりはないようである。確かレベルアッパー事件が解決した後に水着モデルをする話があったはずなので、俺も慌てて水着を買う必要はないだろう。
「神代さんの水着姿は見たいけどなぁ」
「じゃー佐天さんが買ってくれるならって事で」
「えーっ!」
佐天さんが今日どうしても俺の水着姿を見たいと言うのなら、佐天さんに水着を買ってもらうことにしよう。
「一一一にあれだけつぎ込めるんだから、ウチの水着の一着や二着ぐらい軽いもんでしょ」
「そんなわけないじゃない!」
そんなことを話しながら休憩時間を過ごしていた。
学校が終わって御坂さん達との待ち合わせ場所に到着する。学校の鞄は寮に置いてきたので、三人とも荷物は持っていない。
「あ、御坂さん!」
しばらくして御坂さんを見つけた佐天さんが声を上げた。
「あれ……ちょっと遅れたかな?」
「いえ、時間は合ってますよ。私たちが早く来ただけですから」
御坂さんと初春さんが会話する中、俺は白井さんが居ないことを確認して、やはり今日がセブンスミスト爆破事件の当日なのだと確信する。
「そっか。それで黒子なんだけど、どうしても調べたいことがあるからって断られちゃったわ」
「非番なのに熱心だねぇ」
俺が白井さんの居ないことを確認していた事に気づいたのか、御坂さんが白井さんのことについて話すと、佐天さんが呆れたようにつぶやいていた。
「まぁ、私も何かあったらすぐにジャッジメントとして動けるようにって事で腕章付けてきてますし」
「ジャッジメントも大変なんだねー」
初春さんが腕章を見せながら言うと、佐天さんが同じような調子で返している。
「初春さんの腕章持ってただけで仕事させられたことがあったけど、私もあんなに大変だとは思わなかったわ」
初春さん達の会話にさらっと入ってしみじみと御坂さんが語っているが、なんかそれは違うんじゃないかなと思ったので俺も加わることにした。
「ん? そう言えばあの時、固法さんが勘違いしたのは分かるんだけど、御坂さんは何で何も言わなかったの? コンビニの前で普通に清掃活動してたわよねぇ」
あの時は結局固法さんが勘違いしたまま無理矢理御坂さんを連れ回ったということになってしまったのだが、実際は御坂さんも固法さんの勘違い
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