エピソード26 〜制裁タッグデュエル 前編〜
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ードはよく効いてしまう。
「さらに装備魔法【デーモンの斧】を装備させ、ゲート・ガーディアンでネクロイド・シャーマンを攻撃!くらえ、ゲート・デストラクション!!」
禍々しい大斧を手にし、ネクロイド・シャーマンへと斬りかかる。だが、斧が当たる直前、黒い影に阻まれる。
「なにっ??」
「俺は墓地の【ネクロ・ガードナー】の効果でゲート・ガーディアンの攻撃を無効にしたのさ。」
十代は施しの時に捨てていたネクロ・ガードナーのおかげで致死の一撃を防ぎ、得意そうな顔をする。
「小癪な。私はカードを二枚伏せてターン、エンドだ」
迷宮兄弟
LP3600
手札一枚
魔法・罠伏せ二枚
【リビング・デッドの呼び声】
【デーモンの斧】
場
【ゲート・ガーディアン】☆11 ATK4750
迷宮兄弟の場に存在するゲート・ガーディアンが禍々しい斧を手に持ち、翔を見下ろし、威圧する。だが、そんな脅しに屈せず逆に睨み返す。
現在、相手の場には全体弱体化の【強者の苦痛】と単体を大幅に強化させる【デーモンの斧】、脳筋モンスターこて【ゲート・ガーディアン】が存在し、圧倒的な火力を算出している。このターンにこれらのカードを除去できなければ返しのターンで大ダメージもしくは決着がつく。そんな圧倒的に不利な局面なのだが翔は臆せずにデッキからドローする。
「(お兄さんや紫苑さんならこんな不利な状況でも多分、簡単に覆しちゃうっす…………。僕もあの人たちに追いついて、立派なデュエリストになるために……。)
やってやるっす!兄貴のモンスターを借りるっす!」
「おう、あんな脳筋軽く捻ってやれ!」
勝つと決心した翔をパートナーの十代が後押しする
「僕はネクロイド・シャーマンとフレイムウィングマンを生贄に捧げ…………来い!!僕の秘密兵器【アーマロイドガイデンゴー】!!!」
二体を生贄に巨大ロボが戦隊物よろしく登場する。
「フハハ、二体を生贄にモンスターを召喚したと思いきや、我らのゲート・ガーディアンな遠く及ばんわ!!」
「そんな事ない!アーマロイドガイデンゴーの効果を発動するっす!」
翔が効果の発動を宣言すると、一瞬の静寂の後、会場全体に嘲笑の声が響きわたる。
「しょ、翔くん……ガイデンゴーの効果は、ロイドモンスターに生贄にした時だけなのに……」
明日香はここまでミスどころか善戦してきた翔に対し、半ば呆れてしまう。同じように観戦している生徒ー主にオベリスク・ブルー生から野次が飛ぶ。
「くはは!あのバカ、効果間違えてやんのー!くはは!」
「ま、所詮、クズはクズ。いくら伝説に名を連ねる相手に善戦したところで結局は変わらない。」
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