暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
吉田幹比古登場
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しか着用していないかのように見えてしまうがこれはこれで懐かしさを感じた。引き締まっていながら少しも筋張ったところがない太もも、素肌を彩る僅かな日焼けがかえって元々の色白さを強調しているかのようだ。

「エリカ、何て格好をしているんだ!」

ようやく再起動した幹比古の声が裏返ったのも、まあ無理は無いと思われる。学校以外の場所で女性の素足を見る機会何てないのだから、まあ俺の妹兼娘も外だと素足を出さないが家の中だと素足を出したりニーソを穿いたりしてからのスカートだったりと、俺の好みを理解している深雪である。たまに深夜と一緒に家の中でファッションショーをやる事もあるが、主に現代ではないドレスコードの時にあった服を出してみたりと。あとはたまに俺と深雪の擬態解除してから家族での買い物で素足を出した服装をして行くからな。その時は結衣や沙紀もちゃっかりと便乗している。話が脱線したが、女子の素足を見る機会がないからか男子生徒は顔を赤くしたり見ない素振りをしているけど俺と蒼太は見られても文句はないから別に赤くならない。大人はいいとして少年から平常心を奪う「艶」が出ているからかもしれない。

「何って、伝統的な女子用体操服だけど?」

幹比古がどんな精神状態かは見て分かるが、エリカはまるで気にしてないかのようにそこを一切触れてないのでキョトンとした表情で首を傾げていた。幼馴染でからかう為にこういう格好でない事ぐらい俺達は分かっている。

『まあ確かに1990年代の時は女子体操服では普通でしたもんね』

『まあな、だが2000年代にそれで犯罪が起こったから生産中止となり男女共通の体操服となった。ブルマーをここで見るとは思わなかったが、俺らは動揺しないもんな?』

『そうですね、我々は元々その時代からスタートしたとはいえ、拠点の時代風景は普通にありました。あとはスク水も2000年代で絶滅しましたね』

『そういえばあったな、拠点にいたアーシアと白音が着ていたから懐かしく感じてしまう』

と俺達はそれぞれの感想を言ったのだった。俺達は見慣れているが、彼らからしてみれば破廉恥なモノだと見ているのかもしれない。リアクションから見てな。

「伝統!?」

幹比古本人はからかわれたと思っているらしく、ますます顔を赤く染める幹比古であった。ここで助け舟を出すかと思い俺が会話に割って入ったのだった。

「その服装は随分前にあったブルマーじゃねえか」

「一真は知っているのか?」

「ああ、現代よりも百年前にあった体操服の事だ。2000年代になったら絶滅危惧種と言われてたのを思い出したんだ」

「一真君はよく分かっているじゃない、まあ現代の男子には露出度高いと言われるけど一真君と蒼太さんは顔を赤くはしないんだー」

「それはそうだ、蒼い
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