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ひねくれヒーロー
死と共にはじまるものは、生である
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馬鹿な、ナルトはどうしたんだ、四代目はどうした、お前らは何者だ?

どうして器と言って俺を見てるんだ


「封印は無事に施された
 
 しかし適合するかどうかはまだ分らぬ

 地下神殿にて隔離せよ」

ターバン男が俺を抱き上げた

いくら忍者といっても、簡単に横抱き出来るほど俺は小さくなかった

俺は転生したのか?

赤ん坊から、一からやり直しなのか?


「畏まりました

 もしものために医療忍者を数名傍に付かせます

 ・・・里長、姉君の、・・・御遺体はどう処理いたしましょうか」


「我が姉と言えど、こ奴は先代人柱力

 他里に暴かれぬよう荼毘にふし、地下神殿に無縁仏として処理せよ」


短い返事を残し白衣の男たちは去って行った

麻袋に詰められたナニカを持って






「・・・恨むなら、好きなだけ恨め
 
 お前から平凡な人生を奪ったこの叔父を、この月隠れの里長を・・・恨んで生きていけ」







男は震えながら俺を抱きしめて、諦めたかのように呟いた

この記憶を最後に、6歳までの間、俺の意識は途切れることとなる





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