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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
絶剣 対 影の剣士
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るから、むしろ巨大な分楽だった、ということらしい。

それから数ヶ月、村では丁重に扱われ鍛冶(というよりも成形)と裁縫により鋭い犬歯や鋭い骨から片手剣を三振り。竜皮からレザーアーマー。そしてその他諸々の小物が完成した。

その間、俺とユウキは多数の求婚を受けた。……まあ、どちらも断ったのだが。

暴力重視の支配下では力あるものに惹かれるのはわかるが、正直こちらは引くだけだった。三人も彼女を作っといてなんだという話ではあるが。

「そういえば、なんで三振り?」

「いざという時のためにユウキも戦えるようにした方がいいだろう」

選択肢は多ければ多い方がいいしな。

「んー……私はリンの剣に為れればいいんだけど……。まあ、あって困ることはないか」

納得して剣を受け取り、素振りを何度か確かめるようにした。

「一応、ALOでリズに作ってもらったユウキの剣、ソリディフィダークネスに近いとは思うが……」

「うん……うん! 手に馴染むよ!」

嬉しいのはわかるが振り回すな。風が起こるから。

「手入れはどうすればいいんだ?」

ユウキを止めつつ、鍛冶師の男性に話し掛ける。

これから先、手入れ出来ずに折れました……は避けたいからな。

「その剣の天命は膨大で、しかも自動修復の能力までついておる。手入れは必要ない。さらに硬度、軽さ、切れ味、どれを取っても最高だろう」

我が子を自慢するかのように大仰に解説してくれる鍛冶師。

「……なら、いいか」

「ん?なにがいいの?」

「いや、せっかくだ。ユウキと一回剣を合わせてみたくてな」

そう言うとユウキの表情は呆然としたものから一気に笑顔になった。好戦的な笑みを。

……俺の周りにはバトルジャンキーしかいないのだろうか?

「うん、やろう! 今すぐに!」

待ってるから、と言うが早いがユウキは剣を掴んだまま、扉から外へ飛び出していった。

「……元気だな」

鍛冶師に一つ礼を言ってから、俺は剣を二本、掴んで外に出た。















†††
















「……ユウキ、なんでこんなに観客がいるんだ?」

「私がリンと仕合いをするって言ったら集まってきたよ?」

外に出ると、かなりの人数が集まっていた。ユウキと外に出る時間にさほど差はなかったと思うのだが。

そして、その人数は時間が経つ毎に少しずつ増えている。

「……そうか」

まあ、見られるのは想定内だが……こんなに集まるのは想定外だった。

「そういえば、リンと戦うのは初めてだね!」

「あの時は忙しかったからな」

ユウキと十メートル程の
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