マクロスF
0803話
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クシーネットへと流した時に、これも使ってみれば面白かったかもしれない。
クラン辺りに飲ませばどうなるか非常に楽しみだ。今の姿のまま大きくなるのか。ゼントラーディ状態のまま大きくなるのか。
後者ならミハエル辺りは喜びそうだけどな。
そんな風に考えながらもマジックアイテム屋により、これまた以前この魔法界でそれぞれがはぐれた時に使った、俺自身に金を賭けて増やした中から色々と買い揃えていく。
個人的には転移札を20枚程買えたのは予想外の収穫だった。
かなり割高だったが。
関西呪術協会辺りに頼めば割安で売って貰えないか?
ああ、後は時の指輪のように不老になれるマジックアイテムが……いや、そんな稀少品がそう簡単に売られている訳がないか。あるとすれば、トレジャーハンター辺りに……
「てめえ、やんのかこらぁっ!」
「ああ!? やるなら受けてたつぞこら。お前、その仮面を被っているって事は、ここ最近でかい顔をしている修羅とかいう奴等だな? 魔法も禄に使えねえ癖に、俺に勝てるとでも思ってんのか?」
「ざけんなこら! 確かに魔法は使えねえが、それでも気は使えるんだよ! お前がチマチマ呪文を唱えている間に、その口に拳をぶっこんでやらぁっ!」
マジックアイテム屋から出るや否や、いきなりそんな声が聞こえてくる。
しかも修羅とか……案の定というか、やっぱりというか。
まぁ、この程度の騒動なら魔法界では全く問題にはならないんだけど。
ただ、だからと言って折角マリューとのデートをしているというのに、こんな騒動に巻き込まれるのは面倒この上ない。
さっさとこの場から離れようとしたのだが……
「ね、アクセル。ちょっとあの騒動を止めてくれない?」
「は? 何だってそんな面倒な真似を……」
「だってほら、道の通りにある露天の人が困ってるじゃない。……ね? お願い。今日の夜はたっぷりとサービスするから」
男を惹き付けるような潤んだ瞳で俺の腕を抱きつく力を強め、胸をより密着させるマリュー。
……俺があの喧嘩騒ぎを起こしている2人を止めようと思ったのは、あくまでもあいつらの喧嘩騒ぎで迷惑する奴がいるからであって、決してマリューの色仕掛けにしてやられた訳じゃない。自己弁護完了。
ともあれ、マリューをその場に残して騒ぎになっている方へと向かう。
相変わらずのオスティアと言うべきか、乱闘騒ぎになりつつあるというのに寧ろ周囲を取り囲んでどっちが勝つかを賭けている奴もいる。
何と言うか、ナギ・スプリングフィールド杯がやっていた時と比べても大して変わっていないな。まぁ、さすがに周囲に群がっている人数は少ないが。
「悪いけどちょっと通してくれ」
「おいっ、割り込みは……」
「はいはい、人の迷惑になるから騒ぎは起こすなよ
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