第十章
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いるのだ」
「そうなのですか」
「そうだ。娘の父としてだ」
まさにそれだというのである。彼はだ。
「一つ言っておくが私は君に何かをするつもりは全くない」
「そうですか」
「そうだ。ましてや上官としても何かをするつもりはない」
このことも言うのだった。今度は軍人としての言葉だった。
「私はロイヤル=ネービーの軍人なのだからな」
それが誇りだというのだった。彼にとっての。軍人は誇りで生きている、ならばこれはまさに彼にとって絶対の言葉であった。
「だからその様なことはしない。安心してくれ」
「わかりました」
それを聞いてまずは心の中で安堵の息を漏らしたダスティだった。しかしそれは顔には出さず心の中に止めてそのうえでまた中将の話を聞くのだった。
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