第二十七話 光の力その十一
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笑って言う薊だった、もう夕暮れも深くなろうとしていた。戦いが終わっても日常の生活があるのだ。
「だからな」
「そうね、私達もね」
鈴蘭は黒蘭を見て言った。
「お家に帰らないといけないから」
「また明日な」
「ええ、明日ね」
「会おうな」
薊はにこりと笑って鈴蘭に言ってランニングを再開した、そしてそのまま二人の前から姿を消したのだった。
そうしてだ、鈴蘭はというと。
双子の妹である黒蘭に顔を向けてだ、そのうえでこう彼女に言ったのだった。
「帰りましょう」
「ええ、そしてお家に帰って」
「晩御飯を食べてね」
「後は食器を洗ってお風呂に入ってね」
「そうしてね」
そのうえで、というのだ。
「予習と復習もして」
「寝ましょう」
こう話して二人で学園を後にするのだった、二人も今は日常に戻るのだった。
第二十七話 完
2014・8・6
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