九校戦編〈上〉
九重寺での特訓
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なみに俺と深雪が飛ぶとはこの事だけどな」
深雪にアイコンタクトを送ってから、互いの翼だけを出してから飛んでいく姿を見る深夜達。とここでバカ弟子がまた鬼火を使ったので、俺達はバトンを出して次々と叩き割る姿は妖精のように見えたと言った深夜達だった。そんで三十以上のを叩き割ると地上に降り立つ俺達に飲み物を渡してくる深夜だった。
「やはり飛行魔法を開発しないと、ミラージュ・バットでは難しいと思うわ。深雪はあまり身体を動かさない方だから、まあその内開発でもするんでしょうけど」
「私と一真君がやるのは、実体を打つとのと幻影を打つのでは随分勝手が違うからね。深雪君は僕の可愛い生徒だけど・・・・これ以上言うと深夜から何か飛んできそうだからこれ以上は言わないよ」
「萌えオタクに開花したからな、こいつは」
幻影魔法は「忍術」の得意分野であり、投影速度、映像のリアルに動きの滑らかさ、全ての面において現代魔法以上の洗練度を誇る。俺のエレメンツの場合は火球を念力で浮かしている状態だからなのか、たまに深雪が叩き割ると火の粉が飛んでくるがそれをしないように微妙な調整をしている。現代魔法は多種類の異能を高速・精確に発動可能だけど、限定された得意分野では古式魔法に及ばない部分も少なくない。俺らの家地下にあるアリーナでもホログラム投影機やさっきの火の球を念力で浮かす事も可能だけど、たまには外でやった方がいいとの事だ。中と外じゃ違うし、風の抵抗をモロに受けるからな。
「深雪、今夜はここまでにするか?」
「もう一度やってもよろしいでしょうか?お兄様に先生」
「僕は構わないけど、一真君は『やるに決まってるだろ』だろうねー」
そう始めようとしたら、ISの索敵レーダーからここ周辺に誰かいると感知したのと俺の気配と直感で人の気配を感じたのだった。
「誰ですか?男女どちらかといえば女性の方ようですね」
人の気配と直感で言った一真に対して深雪達ISを持っている者はすぐさま索敵システムに引っかかった者に対して攻撃をしようとしていたが、俺の手により攻撃をやめた。俺らは訓練中や休憩時に人の気配を感じるように、頭にアンテナを張った状態となる。それと俺もISを持っているので、自然と索敵システムの反応において武器を構えようとしたけど。
「おや、遥クン」
その気配が現実になったのは、覗き見していた方から出てきた。その名に俺らは覚えがある、空間から出てきたシルエットは深夜達大人で魔法大学付属第一高校カウンセラーである小野遥だった。深雪と同じような服装だったのか、胸や腰辺りが強調されていたが今ここには俺の妻=母親である深夜がいるのでその視線を避けた。
「一真君達、そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。遥クンも僕の教え子だ」
「深雪さんのように
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