九校戦編〈上〉
九重寺での特訓
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だからしょうがないでしょ、それに本来なら私はもう死んでいるはずなんだから」
「だから話すと疲れると言ったろ深夜。こいつは前回の外史でもやかましいほどに歴史を語る奴だった」
そう言いながら、俺のエレメンツである氷を放ってみた。これは本来ならドライ・ブリザードだがその前と言った方が良さそうだな、俺と深雪はそれぞれのを準備しながら俺の鋼球を暗闇から出しては回避するという事をしていたり、深雪は水を鎌鼬のように風と水での凍り斬撃を放ってきた。今は深夜と穂波さんのIS展開からの訓練をしていたところだ。今いるところは、護摩焚きに使われる場所だったが今は上空にいる深夜と穂波さんのデータ取りをしていた結衣と沙紀だった。この寺は一応比叡山の末寺を標榜しているが、バカ弟子が題目や念仏の修法を行っているところを俺らは見た事がない。
「深雪にバカ弟子よ、これを避けてみろ!ハードプラント!」
地面から出てくる根っこみたいなのが出てきてそれを避ける深雪とバカ弟子。避けたと思わせれば花びらの舞で、止まらせてからラスターカノンを放った。それを喰らったと見せかけて深雪も凍りの塊をこっちに向けるがそれを瞬時に消滅させたのだった。神の力の一つである消滅は目線を向かせるだけで、消滅してしまうというチートな力でもある。その後バカ弟子は近接格闘術で、徒手空拳となるが空からミサイルが来たために双方とも離れたのだった。
「ごめんなさい、ミサイルがそっちへ行ってしまったわ!」
「大丈夫さ、それより結衣達は深夜のISについてはどうなっている?」
「オールクリアです、双方ともエヴォルトシステムを起動してますが問題なく使っています。穂波も自分の手足のように使われております」
「だいぶ慣れてきました、次はお嬢様の練習のために降りましょうか。深夜様」
そうして降りた後に普段着に戻った深夜と穂波さんは結衣がパネルを見ている間に沙紀がタオルと飲み物を準備済みだった。さてと、今度はこっちの練習だ。そう言いながら俺とバカ弟子で火の球を、上空から出現させた。バカ弟子の方は古式魔法の鬼火で俺の方はエレメンツの一つである火を使った鬼火と念力を使っていた。どっちも同じそうだが、俺はエレメンツでバカ弟子は古式魔法の幻術を使っている。場所が場所だけに人魂が浮いていると勘違いされがちだが、深雪の練習を始めたので光球が消えたりとしていた。俺とバカ弟子の作りだしたフィールドの中で、深雪は光球をバトンで叩き割っていた様子を見る俺達。やがて三十となったので深雪に休憩の合図を施す。場内に11m四方正方形を描いただけの中で、深雪はジャンプ中に何度も光球を叩く姿を見てまるで妖精のようだと語っていた俺達。
「ふむ、これだとただジャンプしているだけだから妖精には見えないね」
「そうだろうな、ち
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