第四章
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今から」
「見てるわ、彼女をゲットするのを」
「ああ、じゃあな」
「うん、それじゃあね」
俺はその逃した魚を捕まえに向かった。何がどうなるかわからない。けれど何があっても捕まえてやる。そう決意していた。
何度逃しても振られてもいい。最後に捕まえていれば。
俺は岡本さんの方に一人歩きだした。当たって砕けろ、そう心の中で呟きながら。
逃がした魚ならまた捕まえる。それだけだった。何度でも。俺は今その手を出そうとしていた。
逃がした魚 完
2006・7・23
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