アリシゼーション編
第一章?七武侠会議編
狼煙
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ぁ??」「???」
意味は分かっているが、状況が飲み込めてない全権代理人2人と俺。何故俺たちが慄いているのか分からない木綿季。友紀奈はそれに構わずしれっとした顔で続ける。
「ですが、どうしてもというのなら許可しましょう。ただし、私と木綿季も連れて行くのが条件です」
「…………待て待て。待てよゆき……待って下さい友紀奈様。どうしてそうなるんですか??俺は同意しませんよ、そんな事!」
「では臨時という事で。緊急時ですから拒否権はありませんよ」
確かにそんな規則があった気もするが、やり口が強引過ぎる。硬直している同僚2人は置いといて沙良に助けを求めると、意外にも沙良は「なるほど。良い考えね」とでも言うように頷いている。何故に。
「決定ですね」
何かを吹っ切ったような、そんな笑顔で友紀奈は微笑んだ。
翌日正午。鹿児島沖を順調に航海する2隻の船舶の、一方の屋上デッキの上に私は立ち、水平線を眺めていた。
夜通しの強行軍で全ての行程を終わらせ、鹿児島支部の中型高速船舶を2隻確保した。清水、そして鹿児島支部から得た援軍は約100名程度。反抗軍としては余りに少ないが、螢さんが事前に「まあこの程度だろう」と予測していたのでさほど落胆はしなかった。
沙良さんは別ルートで自分の隊に戻る為に別行動なのでここには居ない。
「はぁ……」
「やってくれましたね、友紀奈様」
かなり刺々しい雰囲気でやって来た螢さんにはかなり悪い事をしたと思っている。身勝手な想いで着いて来て、挙句に何の役にも立たないお荷物なのは自覚していた。
「ごめんなさい……」
「謝るくらいなら最初から来ないで下さい。木綿季まで巻き込んで……一体、どうゆうつもりですか?」
「それは……」
まさか木綿季の真剣さに張り合いたかった、なんて言えない。そんな事を言えば気付かれてしまう……振られるだけならともかく、木綿季との仲も今まで通りとは行かなくなってしまうに違いない。
「そんなの螢が心配だからにきまってるじゃん。ね、友紀奈」
「え……ゆ、木綿季??」
「あまりぶらぶらするなって言ったろ……。というか心配って……こんな危険な事される程の関係か?俺達は」
「え〜?まさかとは思ってたけど……やっぱり気付いてなかったんだね。本当に鈍感なんだから、螢は」
「何がだよ、訳分からん」
……え、待って。その言い方、もしかして木綿季にバレてる?そんなに分かりやすかったの?
「あのねぇ、友紀奈は螢の事がすーー「わああああ??」ーーうわぁ??」
やっぱりバレてる!なんで??こんな事知られたら……私は……。
「何するの友紀奈」
「な、何って……わ、私はその……木綿季の好きな人の事、盗るとか、そんなつもりはないの……だから、こ
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