マクロスF
0802話
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えない程に柔らかい肢体を抱きしめ、目を潤ませて俺と視線を合わせているコーネリアの唇を、そっと塞ぐ。
そのまま数分程が経過し、その魅力的な肢体から身体を離すと、俺とコーネリアの間には銀糸の橋が出来上がっていた。
その銀糸の正体が何かを理解したコーネリアは羞恥で顔を真っ赤に染める。
いつもは強気のコーネリアだが、情事になるとその面影が無くなるんだよな。
俯いているコーネリアの身体を引きよせ、再度抱きしめる。
そのまま柔らかい身体を堪能しつつ、紫色の髪を数分程撫で続けた。
やがてコーネリアが落ち着いてきたのを見計らい、先程とは違って触れるだけのキスをしてから離れる。
「さて、折角南国の海に来たんだからコーネリアとイチャつくのもいいが、海鮮バーベキューはやっておきたいよな。幸い火には困らないし」
「ふふっ、確かにそうだな。何しろ混沌精霊だしな」
コーネリアが笑みを浮かべつつそう告げてくる話に頷き、早速とばかりに再び海の方へと向かう。
「って事で、俺は魚とかを捕ってくるけど……コーネリアはどうする?」
「そうだな、ならば私はバーベキューの用意をしておこう」
「……大丈夫か?」
「私とてこの1年半遊んでいた訳では無い。マリューや、時には千鶴からも暇を見ては料理を習っていたのだ」
いや、バーベキューと家庭料理は色々と勝手が違うと思うが。
にしても、料理の教師に千鶴も入ったか。実際、千鶴の料理の腕は四葉には劣るが、それでも相当に美味い部類に入るのは間違いない。
「そこまで言うのなら、準備の方は任せるぞ」
そう告げ、空間倉庫からバーベキューに必要な道具一式を取り出してから、再び海に潜っていく。
アワビ、サザエ、牡蠣、ウニ、魚。珍しいところはウツボやタコといったものを取り、コーネリアと2人で腹一杯になるまで食べるのだった。
尚、その日は結局その無人島に一泊し……色々と夜にも燃え上がる事になる。
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