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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
六話『現れる聖剣の使い手』
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と一緒に部室に向かっていた。
「そういえば、刀矢。用事があるって言ってたけど、あれってなんだったんだ?」
「ん?ああ、ちょっとな…………なんというか、少し楽になったって言えるな」
俺は今朝あったことを思いながら、イッセーにそう言う。
「ふ〜ん。確かにいつもより表情が明るいよな?」
「はい。いつもの刀矢さんより明るいです」
イッセーとアーシアさんとがそう言う。
「そうかな?」
俺達が夢中で話していると、もう部室に到着した。
部室の中に入ると、リアスさんと朱乃さんがソファーに座っており、その二人に向かい合って見慣れた二人組が座っていた。
因みに、小猫ちゃんは部屋の片隅に座っている。
木場に関しては壁にもたれながら、白いローブを纏った二人組を睨んでいる。
「えっ!?刀矢君!?」
やはりと言うべきか、ソファーに座っていた二人組はイリナとゼノヴィアだった。
「イリナとゼノヴィアか。今朝ぶりだな」
「刀矢もここに来たということは、裏の話を知っているということか?」
ゼノヴィアがそう聞いてくる。
「ああ、知ってるぞ」
俺が即答すると、なぜだか目を見開いた二人。
「そろそろ、本題に入ってくれるかしら?」
沈黙を破ったのはリアスさんだ。
イリナとゼノヴィアはそれを聞き、ハッとしたかと思うとすぐに話を始めた。
「先日、カトリック教会本部ヴァチカン及び、プロテスタント側、正教会側に保管、管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われました」
(は?どんだけ、守りが手薄なんだよ。そんな、有名な剣を奪われるなよ!?)
俺はあまりのことに、心の中でそう突っ込む。
(仕方ないわ、刀矢。エクスカリバーといっても、所詮は砕けた剣を七本の剣に変えた駄作のようなものだから)
(……駄作ね〜。…………ん?聖剣、木場?そういえば、リアスさんが前に木場は聖剣計画ってやつの生き残りだって言ってたな)
そこまで思い出したので俺は一旦、イリナ達の話を聞き直す。
「聖剣を奪ったのはグリゴリの幹部、コカビエルだ。コカビエルの他にも後、三人いるがその内二人は正体がわからない。一人はバルパー・ガリレイ」
ゼノヴィアがそう言った瞬間、木場からものすごい殺気を感じた。
そこからは一方的なお願いだった。
簡単に話をまとめよう。
イリナとゼノヴィアは二人だけで聖剣を取り戻したい。
↓
それには俺達が関わらないで欲しいということを、今日話に来た。
↓
二人には援軍はなしで、完全に自殺志願者だな(俺の個人的な考え)。
まとめるとこうなった。
「それでは、そろそろおいとまさせてもらおうかな。イリナ、帰るぞ」
「そう、お
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