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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
六話『現れる聖剣の使い手』
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ろ?あんた」
「なっ!?焼き鳥ってのが誰だか知らないが、風鳴が殺るなら受けてたつぞ!」
「匙。お止めなさい」
俺と匙と呼ばれた男子の仲介をする生徒会長の支取蒼那さん。
「し、しかし、会長!」
「今日ここに来たのは、この学園を根城にする上級悪魔同士、最近下僕にした悪魔を紹介し合うためです。私の眷属なら、私に恥をかかせないこと。それにーーーー」
そこで蒼那さんの視線が俺へと向けられる。
「匙、今のあなたでは風鳴君に勝てません。フェニックス家の三男を倒したのは彼なのだから。ーーーそれに、風鳴君は冥界中の悪魔に恐れられていますから」
何やら最後の方はとんでもないことを言ってくれている蒼那さん。
「えっ!?フェニックスをこいつが!?あのライザーを倒したのがこいつだなんて…………。俺はてっきり木場か姫島先輩がリアス先輩を助けたものだと…………」
匙がそう言うと、蒼那さんが俺やイッセー、アーシアさんに頭を下げる。
「ごめんなさい、風鳴君、兵藤君、アルジェントさん」
「気にしないでくださいよ、蒼那さん。それに、俺もわるかったですし」
「ふふっ。リアスがあなたに惚れた訳がわかりました。これからよろしくね、風鳴君」
「刀矢でいいですよ、蒼那さん」
俺がそう言うと、蒼那さんはふふっと、笑う。
「そうですか。では、また会いましょう。刀矢君」
そう言って、蒼那さん達生徒会のメンバーは部室を後にしていった。
「あっ、あのリアスさん」
「ん?どうしたの、刀矢」
「俺、明日の朝用事があるんで、朝は一緒に登校できないので、すみません」
「わかったわ」
そう言って、今日は解散した。
今日も木場の様子はおかしかった。
リアスさんに昨日言っていた通り、俺は一人でとある家ノ前に来ていた。
(…………父さん、母さん、雪菜、皆元気にしてるのかな?)
そう、俺が来ているのは家族のーーー記憶がない家族のいる家の前だ。
(刀矢…………あなたは)
(大丈夫だよ、ロスティア。俺がここに来たのは決めたからだ)
不安げに聞いてくるロスティアに俺はそう言う。
(皆、俺は決めたよ。俺はもうここには戻らない。新しい仲間と大切な人と一緒に前に進むよ。だから、忘れていたとしても見守っていてくれ)
(刀矢……)
(さて、行くか?)
俺はロスティアにそう言って、この場を後にしようとする。
ガチャ!
俺が駆王学園へ向かおうとしたとき、家の扉が開いて母さんが出てくる。
「あら?あなたは確か…………」
「……あ、すみません。もう行きますので」
俺はすぐにこの場を離れようとす
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