暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
六話『現れる聖剣の使い手』
[1/5]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
【刀矢 Said】
放課後。
俺達オカルト研究部の面々は、グランドにて球技大会の練習をしている。
といっても、練習しているのは俺を覗いた部員のみだ。
リアスさん曰く、「最近は刀矢に助けてもらってばかりだから、今回は私達だけでがんばるわ」らしい。
そんなわけで俺は今皆の練習を見ながら、この前使い魔になったアイリと遊んでいる。
(退屈そうね、刀矢)
(そんなことないさ、ロスティア)
俺は頭のなかで話しかけてきたロスティアにそう言う。
(せっかくだし、私に何か聞きたいことはないかしら?)
(どうしたんだよ急に?)
(いいでしょ。何でもいいのよ?)
いつもの様子とは全く違うロスティア。
(…………そうだな。なら、ロスティアの好きなものはなんだ?)
(…………私の好きなことは、刀矢と一緒にいることよ)
(だったら、これからも一緒にいようぜ?)
俺は珍しく悲しそうなロスティアにそう言った。
(…………刀矢は迷惑じゃないの?私といれば刀矢は周りの皆から忘れられる…………それなら、私は!?)
(俺はロスティアがいてくれて良かったと思うよ)
(……え?)
(確かにロスティアがいなければ、家族と暮らせていたかも知れない。…………でも、ロスティアがいてくれたから俺はサーゼクスさんやリアスさん達に会うことができた。ロスティアがいてくれたから、焼き鳥からリアスさんを助けることができた。……だから、俺はロスティアがそばにいてくれて、本当に良かったと思うよ)
俺はロスティアに優しく呟いた。
(…………ありがとう。ありがとう、刀矢)
先程までとは違い、笑顔でそう言ってくるロスティア。
その笑顔は本当に綺麗だった。
そして、気づくと練習をしていた皆は片付けを始めていて、俺は先に帰らせてもらった。
余談だが、その帰り際に木場が何やら怖い顔で一人歩いていたのを見かけた。
次の日の放課後。
俺は担任に手伝い(資料の整理)を頼まれて、部室に行くのが少し遅くなっていた。
俺が手伝いを終わらせて、部室についたのが30分後のことだった。
「すいません。遅くなりました」
俺はそう言って部室に入ったのだが、目の前にはこの学園の生徒会の方々がいらっしゃっていた。
しかも、イッセーと生徒会の男子生徒が喧嘩中だった。
「止めとけイッセーと…………男子A君?」
「でもよ、刀矢!?」
「誰だよ!男子A君って!?ここで上下関係を教えてやろうか?」
(うわ〜、めんどくさそうな奴だな)
俺はそう思いながら溜め息を吐く。
「はぁ〜。止めとけ、魔力の気配からして焼き鳥以下だ
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ