暁 〜小説投稿サイト〜
カンピオーネ!〜英雄王を弑逆せし魔王〜
プロローグ
[2/2]

[9] 最初
が新しい息子ね。今回は随分(ずいぶん)と幼いのね。ふふっ、苦しい?でも我慢しなさい、その痛みはあなたを最強の高みへと導く代償(だいしょう)よ。甘んじて受けるといいわ!」

 その声はとても可憐(かれん)であった。そして、頭を撫でられているような感覚があった。いや、実際に撫でられていたんだろう

「さあ皆様、祝福と憎悪をこの子に与えて頂戴(ちょだい)!六人目の神殺し―――最も幼き魔王となる運命を得たこの子に、聖なる言霊(ことだま)を捧げて頂戴!」

「ふはははっ、少し(しゃく)ではあるがよかろう。朝霧(あさぎり)悠斗(ゆうと)よ、神殺しの王として新生を()げる小僧に祝福を与えてやろう!小僧は(オレ)―――英雄王(えいゆうおう)ギルガメシュの権能を簒奪(さんだつ)せし最初の神殺しだ!これから先何があろうと(オレ)以外の者に敗北することは許さん!再び戦うまで、何人(なんぴと)にも負けぬ王であれ!そして誇るがいい!王たる(おれ)を倒したことを!」

 この日を堺に俺、朝霧悠斗は世界で六人目の魔王、カンピオーネとなったのであった。

[9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ