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SWORD ART ONLINE ―穿つ浸食の双刀―
06:終息に近付く宴
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?負けないよ!!」
愉快な宴も永遠ではない。宴は終息に近付くのであった――――
* * * * *
「結局、一勝も出来なかった??????はぁ??????」
項垂れるハリンの肩を、オウカが叩く。その光景に全て一抜けのライト、それに次ぐリンが哀れんだ視線を送る。
「あー、面白かったぁ??????また呼んでくれよ、ハリン」
セモンは無垢な笑顔を迎えつつ、ハリンに言う。宴は終わりを迎えている。現在ははじまりの街転移門前に集まっている。ここで自分の元いた世界の事を思い浮かべれば、帰れると言うのだ。
何とも不思議な現象が起こるものだと、最初ハリンは思った。
「勿論??????機会があればまた、是非」
ハリンはセモンと握手を交わす。途中参加ではあるものの、彼はこの場にいるメンバー全員と打ち解けている。カリスマ性は優れている。
「にしたってボスはやばかったよなぁ」
「まったくだ、奥の手のタイミングが可笑し過ぎるだろ」
ライト、リンコンビは未だにボスの会話で盛り上がっている。頭の中では常に戦闘の事ばかりだが、それが彼らの長所でもあるだろう。
「皆??????今日は本当にありがとう。また、いつでも来て下さい、楽しみにしてるから」
ハリンはそう告げると、全員と握手を交わす。敬意を表して、だろうか。
「何だかんだ言って楽しかったしな??????ありがとよ、ハリン」
「だね、アツヤ。本当に楽しかったぁっ!」
口許を綻ばせるアツヤと、大きく伸びをするヒメカ。直後、二人の体が薄く輝き出す。
「っと、そうか??????帰りたいって思ったらこうなるんだったな??????んじゃ、またな」
「皆またねっ!」
二対大剣世界の
英雄
(
ヒーロー
)
と
女神
(
ヒロイン
)
は姿を消した。今頃は自身の世界に戻っているだろう。
「んじゃ、次は俺等の番な??????帰るぞ、ルーグ」
「はい、リオンさん。皆さんお元気で、では」
二人の英雄もまた輝き、姿を消す。別れとはいつも寂しいものだ。
「リン、俺等もそろそろ行こうぜ。長居は無用とか言うじゃん?」
「捉える意味変えたらアウトだぞそれ。??????じゃ、また会おうぜ、ハリン、皆!」
そう言い残し、漆黒の勇者と純白の英雄は姿を消した。
「じゃあ、私もそろそろ行くね?今日は本当にありがとう。絶対忘れないよ、今日の事」
少女――ナギは、笑顔を見せると姿を消した。
「じゃあ、俺達もそろそろ行くか、セツナ。シャノンにハザード、コハク??????皆が待ってるだろうしな」
「ええ??????そうしましょう。お兄様を待たせる訳にはいきません。ハリン
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