臨海学校2日目
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すか?速度によっては俺が出ます」
「マッハ2、時速にして2450キロだ」
なら十分やれる。
「それなら俺に任せてください。僕の機体は通常でマッハ4、大型ブースターユニットを装備し、さらにリミッターを解除すれば最高でマッハ12が出せます」
「…だが、それでお前の身体は保つのか?いくらISでもそれほどの速度を出せば搭乗者は相応の負荷を受けるぞ。それにそんなことをすればエネルギーがもたないだろう」
「なにも常時マッハ12で機動するわけではありません。あくまで最高速度が、って話です。それに俺の機体には武装、スラスター用の核融合ジェネレーターを積んでいます。エネルギー切れはおきません」
周囲の空気がかわる。当然だ。核融合炉を積んだISなど他にない。もし、それを軍事利用すれば間違いなく世界最強の兵器になる、それほどのものだ。
「なら任せよう。だが無茶をするなよ。IS学園の生徒に死者が出たらたとえ日本人であっても国際問題になりうる」
「わかってます」
一応保険はかけとくか
「それと、後詰めとして他の専用機持ちを戦闘空域付近に待機させておいてください。ジェネレーターはシールドエネルギーだけは回復できませんから」
「そういうことらしい。いいな?」
「はい」
他の全員が返事をする。
「待った待ーった。その作戦はちょっと待ったなんだよ〜」
天井の板が1枚外れ、篠ノ之束が逆さに出てきた。
「山田先生、室外への強制退去を」
「えっ!?は、はい。あの、篠ノ之博士、とりあえず降りてきてください…」
「とうっ」
空中で1回転しながら着地。スタッという軽やかな音がなる。
「ちーちゃん、ちーちゃん。もっといい作戦が私の頭の中でナウ・プリンティング!」
「出ていけ」
山田先生が篠ノ之束を室外へ出そうとするが、躱された。
「聞いて聞いて!ここは断然、紅椿の出番なんだよ」
「なに?」
「紅椿のスペックデータを見てみて!パッケージがなくても超高速機動が出来るんだよ」
突然表れた数枚のディスプレイが織斑先生を囲う。
「紅椿の展開装甲を調整して、ほいほいほいっと。ほら、これでスピードはばっちり」
展開装甲?新装備か?
「説明しましょ〜そうしましょ〜。展開装甲っていうのはだね、この天才のさんがつ作った第四世代型ISの装備なんだよ」
第四世代型だと…。じょ、冗談じゃ…
「この紅椿でいっくんの白式を運んで零落白夜で仕留める方が安全だよ」
ふむ…。だが…
「しかし、いくら最強の機体でも篠ノ之は乗り換えたばかりです。今の話は機体性能を最大に引き出したことを前提としているはず。それは流石に盛りすぎです」
「その辺は問
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