臨海学校2日目
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「簪、そのライフル、どうだ?」
「…いい感じ」
ん?なにやら山田先生が慌てている。何事だ?
「全員注目!!」
やはり何かあったのか?
「現時刻よりIS学園教員は特殊任務行動に移る。今日のテスト稼働は中止。各班、ISを片付けて旅館に戻れ。連絡があるまで各自室内待機すること。以上だ」
何がおきているんだ…
女子一同が騒がしくなる。
「とっとと戻れ。以後、許可無く室外に出たものは我々で身柄を拘束する。いいな」
「は、はい」
女子一同は片付けを始める。
「専用機持ちは全員集合しろ。織斑、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰、黒鉄、更識。それと篠ノ之も来い」
「簪、行くぞ」
「…う、うん…」
俺含む専用機持ちは旅館の大座敷に集められた。
「現状を説明する」
設置された大型ディスプレイが稼働した。
「2時間前、ハワイ沖で試験稼働にあったアメリカ、イスラエル共同開発の第三世代型の軍用IS[シルバリオ・ゴスペル]が制御下を離れて暴走。監視空域より離脱したとの報告があった」
軍用ISが暴走…?何があった…
「その後、衛星による追跡の結果、福音はここからニキロ先の空域を通過することがわかった。時間にして50分後。学園上層部からの通達により、我々がこの事態に対処することとなった」
まだ時間はある…か
「教員は学園の訓練機を使用して海域の封鎖を行う。よって、本作戦の要は専用機持ちに担当してもらう」
そういうことか…
「それでは作戦会議を始める。意見があるものは挙手するように」
「はい」
オルコットが挙手する。
「目標ISの詳細なスペックデータを要求します」
「わかった。ただしこれらは2ヵ国の最重要軍事機密だ。けして口外はするな。情報漏洩した場合、諸君には査問委員会による裁判と最低でも2年の監視がつけられる」
「了解しました」
データが開示される。高機動高火力の機体、オールレンジ攻撃も可能か。
「広域殲滅を目的とした特殊射撃型…わたくしのISと同じくオールレンジ攻撃を行えるようですわね」
「攻撃と機動の両方に特化した機体ね。厄介だわ。しかもスペック上ではあたしの甲龍を上回ってるから、向こうの方が有利…」
「この特殊武装が曲者って感じはするね。ちょうど本国からリヴァイヴ用の防御パッケージが来てるけど、連続しての防御は難しい気がするよ」
「しかもそのデータでは格闘性能が未知数だ。持っているスキルもわからん。偵察は行えないのですか?」
「無理だな。この機体は現在も超音速飛行を続けている。アプローチは1回が限界だろう」
超音速飛行?時速何キロだ?
「それは時速何キロで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ