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Fate/staynight/the/crossovermoment
現実と非現実
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度目妨害を無視して眠ったのだ。
私は悪くない私は悪くないと自分を言い聞かせ再び床に倒れ込む。
心地良い太陽の日差しが温かく秋を感じさせる中途半端な風は涼しい。
眠るならこんな環境で寝たいと思うが神崎 斬叶を見て学習した。
寝る環境が良すぎると二度目してしまうと教訓として学ばさせて頂きました。
「ニャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
大欠伸が眠気を呼びモオズ・アカラトの視界を徐々に奪う。
瞼は自分の意思とは関係なく閉じ視界は完全に暗闇に覆われた。
「お休みニャ〜〜〜〜〜〜〜」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「う、う〜〜〜うん」
中途半端な頭痛が俺を現実世界に戻した。
「眠いな〜〜〜〜〜」
重たい身体を無理矢理動かし立ち上がるが変な感触がする。
足元の変な重みを感じる?
視線を足元に移動させると足元の変な重みの正体がハッキリした。
「なんでお前が学校の屋上で寝てるんだ?
しかも俺の隣で?」
返答は返って来ない。
「寝てますか?」
返答は返って来ない。
完全に寝てると判断した俺はその場に座った。
モオズ・アカラトを無視して帰っても文句は言われないと思うが起きたら一人ぼっち状況は可哀想なので起きる迄、待ってやろうと思った。
「外見だけなら普通の猫より可愛いのにな」
寝てる姿も可愛らしいな。
ナデナデと撫でてやるとモオズ・アカラトは嬉しいのゴロゴロと音を出す。
猫特有の行動だが大体、この音を出す時は気持ちいい時。
寝てても気持ちいいと判断出来てるのかと一瞬疑問に思ったが可愛らしいモオズ・アカラトの寝顔を見ていると
思考回路は猫可愛い!に強制的に変えられ一瞬の疑問なんて悩むに値しない。
「身体も細いと思ってたが尻尾も細いのか。
こんなに身体が小さいのに聖杯戦争に生き残ったなんて凄いな」
英霊は英雄だ。
モオズ・アカラトも英霊だが架空の英霊だ。
現実では活躍しなかった英霊 モオズ・アカラトはどんな気持ちで聖杯戦争に望んだんだろか?
召喚魔法の手順を間違え記憶障害を起こして召喚されたモオズ・アカラトは強運の持ち主なのだろか?
モオズ・アカラトの実力はアーチャーが苦戦していた狂った英霊と闘っていた時に見たが圧巻としか言えない。
「お前は凄いな。
架空の英霊で現実には存在しないのに」
モオズ・アカラトを見ていると思い出す。
俺に魔法を与え俺に知識を与えた師匠の姿を。
重なってる似ている見た目は似ていなくても心が似ている。
「なんか、眠いな」
睡魔が再び俺を襲う。
俺は睡魔に逆らわず再び寝る選択肢を選んだ。
「お休み、モオズ・アカラト」
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