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IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
ブリュンヒルデ
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俺はバレルロールで暮桜を抜けようとした為、上手くかするだけに留められた。でも

ーーシールドエネルギー残50 危険域突入 注意してください

まだ400近くあったエネルギーが減った。絶対防御が発動したからだろう。因みに初期値は500だった

次の一撃にかけるしかない。仕掛けは出来ている、あとは俺がそれを使いこなせるか....いや、やるんだ

俺は拳を構える。ビームサーベルとトンファーが使えない以上それしかない

恐らく向こうのシールドエネルギーもあまり無いはず。決める!

それを察知したのか千冬さんも雪片を構える



互いに動かないで相手の動きを見ている。緊張は最大限に高められーー


「うおおおおおおお!」

「はあああああああ!」

互いの咆哮がそれをかき消し、互いに突撃を始める

こっちはサイコフレームによるエネルギーも利用した瞬時加速

向こうは瞬時加速中にもう一回瞬時加速を行うという離れ業を行った

ゆえに交差は一瞬、その一瞬で勝負は決まる。そこに入り込む余地はなにもない





はずだった


緑色の光を纏いながら浮遊するアームド・アーマーDEも暮桜に正面から突撃をする。だが、そんなものに戸惑うほど世界最強はやわでなかった

速度そのまま、アームド・アーマーDEの突撃をうけても突き進み、剣を突き立てようとする。淡い緑色の光(・・・・・・)を纏って

そして、空で交差した



ーーシールドエネルギー残量ゼロ 具現化解除 以後絶対防御に全エネルギーを回します


フェネクスは待機状態へと戻った。....おれのまけだな

俺は地上に足をつけ、千冬さんのほうを向く

すると、千冬さんも同じように生身(・・)でこちらを向いた


『両者同時にエネルギーゼロ。引き分けです!』


え...!?

「どうやら引き分けたようだな。...クラルテ、いい勝負だった。また機会があれば戦おう」

「は、はい。ありがとうございます!」

千冬さんが歩み寄り、手を出しながらそういってくれた

俺は握手で返し、そういった

周りも沈黙していたが、握手と同時に湧き上がった


「きゃあああああああ!凄い!!!」

「なんだあの試合は!本当に模擬戦なのか!?」

「リンクス君凄いわね!まさかブリュンヒルデと引き分けなんて!」

「男と侮っていたのは間違えたわ!あとで色々教えてもらおう!」

「アナハイム恐るべし」

と様々なコメントがあった

千冬さんはパン!と手をうち

「これでもまだ文句があるやつはいるか!いるならリンクスと模擬戦してみろ!」

それだけで周りは黙り、こちらをむいてきた
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