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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第61話 カフェでの話し合い
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向を見てみると………

「なっ………!?」

そこには血を流し倒れ伏すバルトマンの姿があった。

「バルトマン!!」

慌てて桐谷が駆け寄る。

(まだ息がある!!)

弱々しいが確かに息をしていた。その事に安堵しながらも最早猶予は無かった。

「応急処置かい?流石管理局の魔導師だね」
「本当にお前がやったのか……?」
「気になるなら試せば良い。私は全力で君を葬らせてもらうだけだ」

そう言って構えるクレイン。

「その武装………!!」

桐谷は一番最初に両腕に付いた魔力刃に目がいった。

「この双剣かい?そうだね君の戦闘スタイルに近い形で真似させてもらってるよ」
「コピーってことか」
「そうだね、そしてそれはこれだけじゃ無いってことも分かるかい?」

そう言うと魔力刃が光り出し、気がつけばクレインの手には魔力で出来た刀と鞘があった。

「抜刀術?であってるのかな?」
「お前………!!」
「さて、それじゃあ始めようか」

そう言って向かってくるクレインに対し、桐谷はセレンを展開し対するのだった………












「………さて、一旦少し話を止めよう。星達もいきなり色々と言われて戸惑っているだろ?」

エリスと名乗ったところで今まで静かに成り行きを見ていたウォーレンが話を止めた。

「ラグナル………じゃなくてエリスって呼んだ方が良いか?」
「ラグナルで良いわ。出てくるつもりは無かったし、このままバレないようにラグナルを演じるつもりよ」
「待ってください!!」

そんなエリスの答えに星が待ったをかけた。

「言わないってどう言うことですか!?」
「どう言うことも何も、元々私は表に出るつもりは無かった。だけど幸運な事にまだ孝す……零治にはバレていない。だったら今まで通り私の存在は思い出さないままの方が良いに決まってるわ………」
「それ本気で言ってるの?」
「当たり前よ」

ライの問いに迷いなく答えたエリス。

「何が当たり前だ。本当はレイに名前を呼んで欲しいのだろう?気づいてほしいのだろう?」
「そんな事無いわ」
「強がらなくたっていいです。だって未練タラタラじゃないですか、本当に申し訳ないだけならわざわざ封印してもらわなくても良いはずです」
「いいえ、ただそれは私自身の罪の意識で………」
「ううん、違うよ。本当はレイと一緒に居たかったんでしょ?僕達も気持ちは分かるよ」
「分かるですって?」
「だって僕達と同じ人を好きになったんだもん」

ライの言葉にエリスはポカンとした顔で固まってしまった。

「だからこそ、無理をしていると我等には分かる」
「だけど零治は零治であって孝介とは………」
「そう自分に言い聞
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