最後の希望
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
そして、そこにミヤビの一言。
「ダーク、抜いて」
「ーーーーーーーー任せろ!!」
ソードスキルの構えをすると、一気に剣の柄を持つ。
滅殺剣ソードスキル<アルファ・ラプター>。
その勢いのまま、一気に床を踏みしめ、柄を握る。そして。
ピキッ、と言う音と共に、俺は壁まで吹き飛んだ。
「ダーク!!」
シノンが心配そうに駆け寄ってくる。……おい、恨みのオーラを出してるリン、ここでたたっ斬るぞ。
「ダーク、平気?」
「ああ……それより、この剣は……」
剣に触れ、ポップアップウインドウを開くと、銘と条件が出てきた。
『<ホープ・ラスト> 条件<誰かの最後の希望になった者>』
ホープ・ラスト………要約すると<最後の希望>……か。合わねぇ剣だな。
そう思っていると、ホープ・ラストは微かな光を帯びて、その姿を刀へと変えた。
すると、再びウインドウが開く。
『この剣は、使用者の望む姿に変わります』
つまり、ホープ・ラストは俺が望んだ通りに刀へと姿を変えた訳か。……中々面白いな。
すると、ライトが質問してくる。
「……なぁ、エクスキャリバーはどうするんだ?」
確かに、元々はエクスキャリバーゲットの為に来たんだ。しかし、今は気が変わった。
「「抜くのは止める。エクスキャリバーはキリトにやるよ」」
すると、一斉に溜め息を付き、言う。
『そう言うと思った』
おい、ハモるの止めろ。
「んで、どうする?一応は伝説級武器は手に入れたしさ」
「ん〜……」
来人が決めかねていると、俺は言う。
「なら、俺の家でやればいい」
すると、皆目を見開いた。
『良いの!?』
「今日は気分が良い。今ならライト&リンに全て任せても良いんだがな」
「「全力で任せてください」」
ハモった二人を皆で笑うと、マスパで内壁を壊して外へと通じさせ、俺達はアルンへと戻り、ログアウトしてパーティの準備を始めた。
それと余談だが、キリトの誘いで俺とミヤビ、来人は再び空中ダンジョンへと向かい、キリトのエクスキャリバー獲得の手伝いをした。
と言うか、幾つかチートがあったのは……まぁ、お察し下さい。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ