暁 〜小説投稿サイト〜
三個のオレンジ
第五章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
ソーニャもそれを受け取ってだ。そのうえで言うのだった。
「有り難う」
「受け取ってくれたね。じゃあ後は」
「二人で食べましょう。それじゃあね」
「うん、このオレンジをね」
「一緒にね」
 笑顔で言い合う二人だった。そしてそのオレンジを食べた。それは新鮮さよりもみずみずしさよりもだ。もっと別の味がしたのだった。


三個のオレンジ   完


                 2010・5・9

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ