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聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫
第2巻
山頂の道×ミラと遭遇
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何て思わなかったわ、今度神国に行ったら作ってくれるかしら?」

俺は喜んでと言った後の神国に入れるのは俺の許可で入れるようになっていると言ったので、今度俺の国を案内する事になった。ミラは自分で淹れるのが趣味らしいが、俺は料理好きなので作る料理を美味しいと言ってもらえるととても嬉しいと言うとミラもそうだと言った。エレンと一緒の時には見られない無邪気差と誇らしさとを同居させた笑顔で言うので俺も笑みを浮かべて話合う。敵同士なはずなのに、こんなに話が合うとは思わなかった。

「ところでなぜティグルはこんなところにいるの?一応今は敵だけど」

「俺は表では傭兵としてライトメリッツに扱われているから、この先にあるところを探索していた。まあ俺がなぜここにいるくらいは分かるだろうに」

「確かにそうね、ここは戦場で麓にも大勢の兵を見ているはず。それにこんな所まで人が来れるのなら、色々と考え直さないと。それにあなたはどうせ城砦への道を探しているのでしょうけど、まあ教えてやってもいいけど」

「ならさ、ミラが抱えている事を俺にぶつけてみろ。少しは楽になると思う、それにこういうのは守秘義務というのがあってな。エレンのところに戻ったとしても話す機は更々ないさ」

ここで別れを告げた後に、本来のミッションに戻ってもいいが何やら抱えている事があるらしい。俺は神国の者だからか、人に話したくない事を俺を神だと思って心に溜まったモノを吐き捨てるというのも俺の仕事だと言ったら優しいのねとそう言った後にぽつぽつと話始めた。代々受け継いで来た戦姫としての矜持、それによって押し殺されている感情、嫌いな相手と、それでも交流を続けていかねばならない己の立場。特に、連絡の際の目印に使用するとはいえテナルディエの野郎が野盗に甲冑を渡した事については烈火の如く怒りをぶちまけたのだった。

「それでオルミュッツ製の甲冑が、あの盗賊団の中にいたのか。今聞くと納得がいく、なぜあの場にオルミュッツ製の甲冑があるか分からず仕舞いだった」

「ホントは交流を潰したいと思いはあるけど、長年の交流をそう容易く絶つ事は出来ない。私がこうして一人で狩りに出る事が出来たのは・・・・兵達が許してくれたのは、それを察してくれての事なの。せめて一時でも気晴らしを、って」

「今は敵味方ではない俺の立場から言わせてもらうと、話してくれた事だけでも気持ちは落ち着いたと俺は思う。いつまでも心残りだと戦に支障が出る、たぶん部下たちがそう思って狩りを許したんだと俺は思うな」

ミラの話に俺は意見を言ったり相槌をしたりと、いつの間にか自然的な微笑みを見せるようになってきたミラであった。そして休憩が終わったのでミラとは立ち去る予定ではあったが、ここから山頂に出れるところを案内してあげると言われたのでそのままつい
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