第2巻
山頂の道×ミラと遭遇
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いうんだ?」
「あなたは寒くないの?どう見ても軽装に見えるんだけど」
「俺は平気だ、それにリュドミラだって同じようなもんだろう?ラヴィアスで冷気を遮断しているから、そんな軽装なのだろう」
「そう。それよりあなたが撃ったのはそれかしら?見た事ない武器ね」
「そうだ。ちなみに威力はあの木に命中させてみようか」
ショットガンを変えてある映画で使われたショットガンを使い撃った。そしたら木々を倒れるくらいの威力を持っていたからだ。それを見たリュドミラは、狐の処遇についてを聞かれたので俺は肉をもらいリュドミラは毛皮を貰う事になったけど。肉と臓器と毛皮を手早く捌いた後に毛皮と肉を分けた。今はもう歩き疲れたので互いは攻撃しないという約束で、休憩をする事となった。当初の予定は成立しているからな。
小さな鍋の中で、先ほど撃ったキツネの肉をことことと煮えている。先程会った場所から少し離れて、川の近くに俺とリュドミラはいた。雪の中で薪に火を付けるのは楽勝だった。火の精霊に頼んでから火を付けてから、量子変換された鍋を取り出して二人で鍋を囲んでいる。
「慣れた手つきなのね、ヴォルン大公は『ティグルでいい、それと大公もいらん。今は敵同士だが、俺はどっちも味方ではないからだ』じゃあティグルって呼んでいいのなら、私の事もミラでいいわ。愛称をあなたに呼ばせるのも変な気はしないわ」
何か本来のストーリー考案から凄く外れた方向になったが、リュドミラをミラと呼んでいいとは俺としては早いなと思った。そういえば内情を探ったら、俺にもう一度会いたいとか言ってたような気がした。まあ神様は人が思っている事を手に取るように分かるとはこの事だ。
「俺は料理好きでな、こういう雪道での訓練で料理作る時もあるにはある」
「男が料理好きってのも何だか不思議よね、ティグルは何でも出来るのね。エレオノーラみたいな感情を優先などしていないようだった、だからまた会ってみたいと思ったらもう会えるなんて神様が導いてくれたのかしらね」
「これも何らかの縁なのだろうよ、そこにあるラヴィアスは我が神国の王である黒鐵様が創った竜具だ。しかもプトレマイオスの者ならば、持ち主以外の者でも使用可能」
「それが不思議なのよ、どうしてティグルがラヴィアスを使えたのかがとても不思議だったわ。それも竜技まで使えるんだからさすがに驚いたわよ」
ラヴィアスの竜技は一瞬で氷を作りだし、無数の槍状にして敵を貫く竜技、『空さえ穿ち凍てつかせよ(シエロ・ザム・カファ)』、穂先で突いた水を瞬時に凍らせる『静かなる世界よ(アーイズビルク)』などが使えるんだったか。まあ俺のエレメンツも氷は使えるが、水から氷にしたりそれを戻して水にする事も可能だ。普通の狩人かライトメリッツの者だったら山から降りれ
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